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2009年4月

4月30日のイソップ童話 医者と病人

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 4月のイソップ童話

4月30日のイソップ童話

医者と病人

医者と病人

♪音声配信

 ある医者が、1人の病人の手あてをしていました。
 しかし、病人は死んでしまいました。
 お葬式にあつまった人々に、医者は、
「あの人も酒を飲むのをやめて、ちゃんと浣腸(かんちょう)して悪い物を出していれば、死なないですんだのですがね」
と、いいました。
 これを聞いたある人が、おこりました。
「ちょっとあなた、そんなことは、今になっていってもだめですよ。なんの役にもたたないじゃありませんか。病人が聞くことができるあいだに、あなたがしっかりとおしえてあげるべきだったのです」

 友だちを助けるなら、友だちが助けてもらいたがっているときに助けるべきで、とりかえしがつかなくなってから、えらそうなことをいうのはまちがっていると、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 図書館記念日
きょうの誕生花 → ネモフィラ
きょうの誕生日 → 1972年 常盤貴子 (俳優)


きょうの日本昔話 → クジラと海のいかり
きょうの世界昔話 → カメのこうらはヒビだらけ
きょうの日本民話 → ぼたんどうろう
きょうのイソップ童話 → 医者と病人
きょうの江戸小話 → ウマのしっぽ

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4月29日のイソップ童話 オオカミとイヌの戦争

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4月29日のイソップ童話

オオカミとイヌの戦争

オオカミとイヌの戦争

♪音声配信

 あるとき、オオカミ軍とイヌ軍のあいだに、いがみあいがおきました。
 イヌたちは1ぴきのギリシャ犬を、大将にえらびました。
 ところがこの大将は、オオカミ軍がいくらおどしをかけてきても、いっこうに応戦しようとしません。
「どうしてわたしがぐずぐずしているか、わかりますか?」
と、イヌの大将はオオカミにいいました。
「それは、なにごともとりかかる前によく考えることが、かんじんだからですよ。それで、見わたしたところ、あなたがたオオカミ軍は、みんな同じ血すじで、同じ毛色をしていますね。ところがわがイヌ軍は、それぞれがたいそうちがったくせを持ったもののあつまりで、どのイヌも自分の生まれた国を自まんにしています。毛の色さえもまちまちで、黒犬もいれば、茶色のイヌもいる、白いのも、灰色のもいます。こんなに考えかたからなにからぜんぶちがう連中を、まとめて戦争させるなんて、できそうもありませんからね」

 1人1人がどんなに優秀でも、みんなが心をあわせて勝とうとしなければ、相手に負けてしまうでしょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 昭和の日
きょうの誕生花 → カンガルーポー
きょうの誕生日 → 1977年 一色紗英(俳優)

きょうの新作昔話 → きっちょむさんの水風呂
きょうの日本昔話 → タコとり長兵衛
きょうの世界昔話 → トラ退治
きょうの日本民話 → 山びこになった男の子
きょうのイソップ童話 → オオカミとイヌの戦争
きょうの江戸小話 → あててみな

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4月28日のイソップ童話 ヘルメスと職人たち

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4月28日のイソップ童話

ヘルメスと職人たち

ヘルメスと職人たち

♪音声配信

 むかし、ゼウスヘルメスに、すべての職人にうそつき薬をかけてやれと命じました。
 ヘルメスはその薬を砕いて等分し、職人たちに順々にかけていきました。
 ところが、あとは靴屋だけというとき、薬がたくさんあまっていたので、ヘルメスはのこりぜんぶを靴屋にかけてしまいました。
 それいらい、職人はすべてうそつきで、中でも靴屋はとくにうそつきになったのです。

 イソップは職人に、とくに靴屋にひどいめにあったのかもしれませんね。
 とにかく、このお話しは、うそばかりつく人にきかせる話しだそうです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 二輪・自転車安全日
きょうの誕生花 → えにしだ
きょうの誕生日 → 1974年 鈴木奈穂 (タレント)


きょうの日本昔話 → 力太郎
きょうの世界昔話 → ハエとミツバチ
きょうの日本民話 → 足長手長
きょうのイソップ童話 → ヘルメスと職人たち
きょうの江戸小話 → 法力

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4月27日のイソップ童話 屋根の上の子ヤギとオオカミ

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4月27日のイソップ童話

屋根の上の子ヤギとオオカミ

屋根の上の子ヤギとオオカミ

♪音声配信

 子ヤギが屋根にのぼってあそんでいると、下をオオカミがとおるのが見えました。
 子ヤギはオオカミにむかって、知っているかぎりの悪いことばをつかって、バカにしたり、からかったりしはじめました。
 オオカミはへいきな顔で、
「あわれなちびっ子ヤギくん、わたしをバカにするのは、ちびっ子ヤギのおまえではなくて、おまえさんがいまいる場所なんだよ」

 このお話しは、弱いものでも安心できる場所にいるときや、いまならだいじょうぶだというときには、強いものに思いきってはむかうことがあるということをかたっています。
 そしてあたまの良い強いものは、そんなひきょうものを相手にはしません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 婦人警官記念日
きょうの誕生花 → しらねあおい
きょうの誕生日 → 1987年 鈴木杏 (俳優)

きょうの新作昔話 → 麦の粉
きょうの日本昔話 → おばあさんにばけた古オオカミ
きょうの世界昔話 → クマたいじのゆうしゃ
きょうの日本民話 → ヘビがカエルをのむわけ
きょうのイソップ童話 → 屋根の上の子ヤギとオオカミ
きょうの江戸小話 → 三人かご

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4月26日のイソップ童話 ネズミと牡ウシ

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4月26日のイソップ童話

ネズミと牡ウシ

ネズミと牡ウシ

♪音声配信

 ネズミにかまれた牡ウシが、腹を立てて、ネズミを捕まえようとしました。
 しかしネズミは、牡ウシのこうげきをうまくかわして、自分の穴へ逃げ込みました。
 牡ウシは、じまんの角で穴をほり返そうとしましたが、ネズミの穴は思ったよりも深く、ネズミを引きずり出す前に疲れてしまい、穴の前にしゃがみ込んで、グーグーと寝てしまいました。
 それを知ったネズミは、そっと穴から出てくると牡ウシにしのびより、そしてもう一度かみついて、すばやく穴の中へ逃げ込みました。
 牡ウシはビックリしてはね起きましたが、どうしてよいやら分からずに、モーモーと、なくばかりです。
 すると、ネズミが穴から頭を出していいました。
「へへん。大きければよいとは限らないのさ。こと、いたずらにかけちゃ、小さい方がずーっと有利なのさ」

 たしかに、いたずらをするときは、目立つ大きな体よりも、小さい体のほうが有利です。
 しかし、あまり調子にのっていると、そのうち痛い目にあいますよ。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ふろの日
きょうの誕生花 → えびね
きょうの誕生日 → 1971年 田中直樹 (芸人)


きょうの日本昔話 → あき寺の大入道
きょうの世界昔話 → 月の見ていた話十四夜
きょうの日本民話 → テングと旅をした男
きょうのイソップ童話 → ネズミと牡ウシ
きょうの江戸小話 → 貧乏神のご開帳

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4月25日のイソップ童話 たくはつ僧

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4月25日のイソップ童話

たくはつ僧

たくはつ僧

♪音声配信

 遠くへたくはつにいくときには、一ぴきのロバに荷物をはこばせることにしている、たくはつ僧の一団がありました。
 ところがある日、このロバが、つかれて死んでしまいました。
 たくはつ僧たちはロバの皮をはいで、それでたいこをつくり、たたいて歩きました。
 とちゅうで、べつのたくはつ僧の一団にあいました。
「あなたがたのロバは、どうしたのですか?」
「死んでしまいましたよ。でもこのとおり、生きていたときと同じように、ぶたれています」

 人間でも、ひどい先輩や上司の下ではたらくのはたいへんな事です。
 仕事や用事がおわったあとでも、あれやこれやと、こきつかわれることになります。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 国連記念日
きょうの誕生花 → フロックス
きょうの誕生日 → 1970年 鶴田真由 (俳優)


きょうの日本昔話 → ネコの恩返し
きょうの世界昔話 → キツネと獲物
きょうの日本民話 → 寿限無(長い名前の子ども)
きょうのイソップ童話 → たくはつ僧
きょうの江戸小話 → 遠めがね

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4月24日のイソップ童話 ゼウスとサル

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4月24日のイソップ童話

ゼウスとサル

ゼウスとサル


♪音声配信

 ゼウスの神は、森にすむ動物たちに、
『みなの中で、一番美しい者を王さまにする』
と、いうお触れを出しました。
 するとそこへ、心は優しいが、鼻は低く、毛のはげた、みにくい若ザルがやってきて、王さまに立候補すると言い出しました。
 これを聞いて、他のみんなは彼を笑い者にしました。
 しかし、そこへみにくい若ザルの母親があらわれ、みなに向かっていいました。
「神さまが、息子を王になさるかどうかは分かりません。しかし、母親であるこの私には、息子が上品で気品があり、そして、ここにいる誰よりも美しいということが分かるのです」

 ゼウスの神が、若ザルを王さまにしたかどうかは分かりませんが、若ザルを一番よく知っている母親には、彼が最も王さまにふさわしいと思ったのでしょう。
  価値観は、人それぞれ違います。
 見た目だけで判断せず、相手の中身で判断するようにしましょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 日本ダービー記念日
きょうの誕生花 → むれすずめ
きょうの誕生日 → 1962年 山咲千里 (俳優)

きょうの新作昔話 → たごかつぎ
きょうの日本昔話 → ひとをおそうキノコ
きょうの世界昔話 → 魔法のぼだいじゅ
きょうの日本民話 → 首なしウマの行列
きょうのイソップ童話 → ゼウスとサル
きょうの江戸小話 → ひろった手紙

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4月23日のイソップ童話 ロバと植木屋

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4月23日のイソップ童話

ロバと植木屋

ロバと植木屋

♪音声配信

 ロバが植木屋につかわれていました。
 さんざんはたらかされるのに、食べ物はすこししかもらえないので、ロバはゼウスの神に、
「どうか、わたしがあの植木屋のところではたらかないですむように、ほかの主人にかえて下さい」
と、お願いしました。
 ゼウスはロバの願いを聞きいれて、陶芸家に売られることにしてやりました。
 しかしロバは、この家もまたいやになりました。
 前よりもこきつかわれ、ねんどや陶器をはこばされるからです。
 それでロバは、また主人をかえて下さいとゼウスにお願いして、こんどは皮なめしの職人に売られました。
 こうしてロバは、けっきょく、いままでのどの主人よりも、ロバをこきつかう人につかわれることになったのです。
 皮なめしの仕事がわかったとき、ロバは、ためいきをついていいました。
「ああ、なんということになってしまったんだろう。はじめのご主人のところにいればよかった。ここにいたら、きっと自分の皮までなめされてしまう」

 このお話しは、めしつかいというものは、いろいろな主人につかえた後ではじめて、さいしょの主人のよさがわかるものだということをしめしています。
 嫌な先生や上司がいても、もう少しがんばってみては?

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → サン・ジョルディの日
きょうの誕生花 → はなみずき
きょうの誕生日 → 1976年 IZAM (ミュージシャン)


きょうの日本昔話 → みそのにおい
きょうの世界昔話 → 白雪姫
きょうの日本民話 → いきをふきかける亡者
きょうのイソップ童話 → ロバと植木屋
きょうの江戸小話 → しりから入る

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4月22日のイソップ童話 人殺し

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4月22日のイソップ童話

人殺し

人殺し

♪音声配信

 人殺しをした男が、殺したあいての身内の人に追いかけられていました。
 逃げ回っているうちに、ナイル川の岸に出ました。
 見ると、そこにはオオカミがいました。
 男はぎょっとして、岸に生えている木によじのぼって身をかくしました。
 ところが、こんどは大きなヘビがこちらに向かってあがってくるのが見えます。
 そこで男は、ナイル川に飛び込みました。
 しかし川の中にはワニがいて、ガブリと食い殺されてしまいました。

 悪者は、地上にも、空中にも、水中にも、どこにも安全なかくれ場所を見つけることができないということを、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 清掃デー
きょうの誕生花 → こでまり
きょうの誕生日 → 1970年 篠原たえ子(タレント)

きょうの新作昔話 → 黒いつばきの花
きょうの日本昔話 → おきだした死人
きょうの世界昔話 → アラジンのランプ
きょうの日本民話 → 弥陀ケ原の弘法清水
きょうのイソップ童話 → 人殺し
きょうの江戸小話 → きいた名前

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4月21日のイソップ童話 狩りゅうどとイヌ

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4月21日のイソップ童話

狩りゅうどとイヌ

狩りゅうどとイヌ

♪音声配信

 狩りゅうどがそばにきたイヌを見て、つかまえて自分のものにしようと思いました。
 そして、持っていた食べ物をイヌに向かって、次々に投げてやりました。
 するとイヌは、その人にいいました。
「あっちへいって下さい。いろいろ親切にして下さるので、かえってわたしはこわくなります」

 人にいろいろ物をくれる人は、下心があるにきまっているのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 民放の日
きょうの誕生花 → スイートピー
きょうの誕生日 → 1943年 輪島功一 (ボクシング)


きょうの日本昔話 → フクロウの染め物屋
きょうの世界昔話 → 獲物をとられたキツネ
きょうの日本民話 → イヌが鳥を殺した罰
きょうのイソップ童話 → 狩りゅうどとイヌ
きょうの江戸小話 → いじっぱり

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4月20日のイソップ童話 オオカミとサギ

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4月20日のイソップ童話

オオカミとサギ

オオカミとサギ

♪音声配信

 オオカミが骨をのどにつきさして、痛くてたまらないので、だれかぬいてくれないかと、さがしまわっていました。
 するとちょうどよいことに、サギがむこうからきました。
 オオカミは、
「すみませんが、のどに刺さった骨をぬいて下さい。お礼はきっとしますから」
と、たのみました。
 サギはオオカミののどの奥へ首をつっこんで、骨をぬいてやりました。
 そして、
「さあ、約束のお礼を下さい」
と、いいますと、オオカミは、こう答えました。
「おい、きみ、オオカミの口の中につっこんだ頭を、かすり傷1つなしに、ぶじに出せただけで、じゅうぶんではないのかね。まだそのうえに、お礼が欲しいのかい?」

 このお話しでわかるように、悪いやつに親切にしても、恩がえしは期待できません。
 お礼のかわりに、ひどいしうちをされずにすめばさいわいだと、いうことになるのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 逓信記念日
きょうの誕生花 → かいどう
きょうの誕生日 → 1959年 片山まさゆき (漫画家)

きょうの新作昔話 → ひげの長者
きょうの日本昔話 → 病気のお見舞い
きょうの世界昔話 → 水晶のオンドリ
きょうの日本民話 → 養老の滝
きょうのイソップ童話 → オオカミとサギ
きょうの江戸小話 → しゃっくりざむらい

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4月19日のイソップ童話 冬と春

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4月19日のイソップ童話

冬と春

冬と春

♪音声配信

 あるとき冬が春をバカにして、さんざんののしりました。
「あんたが姿をあらわすと、人間はみんな落ちつかなくなってしまう。野原や森へ花をつみに出かけて、つんだユリやバラをくるくるまわしてみたり、髪にさしたりする人もいるし、船をこぎ出して、海をこえて外国までいく人もいるし、みんなうかれて、風や雨のことなど考えようともしないありさまだ。それにひきかえ、わたしはおそろしい王さまみたいなものよ。わたしは人間が空ばかり見ないで、ちゃんと、自分の足もとの地面を見るようにしてやる。わたしはみんなをこわがらせ、ふるえさせるのよ。外に出るのをあきらめて、一日中、家に閉じこもっているようにさせてやるのよ」
 冬がいばっていると、春は、
「だから、人間はあなたがいなくなくとホッとして、おおよろこびするのですよ」

 このように、人にきらわれているのが自分でわからない人はおおぜいいます。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → トークの日
きょうの誕生花 → いちりんそう
きょうの誕生日 → 1976年 坂下千里子(タレント)


きょうの日本昔話 → にせ本尊
きょうの世界昔話 → トウモロコシドロボウ
きょうの日本民話 → たからものをくれたお化け
きょうのイソップ童話 → 冬と春
きょうの江戸小話 → なりたがる

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4月18日のイソップ童話 うそつき

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4月18日のイソップ童話

うそつき

うそつき

♪音声配信

 びんぼうな人が、病気にかかって死にそうになりました。
 それで神さまに、
「神さま、どうかわたしの命を助けて下さい。助けて下さったら、百頭のウシをささげものにします」
と、おいのりしました。
 神さまはこの男をためそうと思って、さっそく病気をなおしてやりました。
 男は元気になりました。
 しかしびんぼうですから、百頭のウシなど、はじめから持っていないのです。
 そこで男はロウでウシを百頭つくって、祭壇にささげました。
 そして、
「神さま、どうぞ約束のウシをおうけとり下さい」
と、いいました。
(たしかに、百頭のウシだ。しかし・・・)
 神さまは、この男のインチキに対してしかえしをしようと考えました。
 それで、この男に夢を見させて、
「海辺へ行きなさい。そうすれば、千ドラクマのお金が見つかるだろう」
と、おしえてやりました。
 男は飛び上がらんばかりによろこんで、さっそく浜辺にかけつけました。
 するとそこには海賊たちがいて、たちまち男をつかまえて遠くへ連れ去り、売り飛ばしてしまいました。
 その時、たしかにこの男は、千ドラクマのお金を見ることはできました。

 このお話しは、うそつきのいましめです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 発明の日
きょうの誕生花 → アルストロメリア
きょうの誕生日 → 1974年 伊藤裕子(俳優)


きょうの日本昔話 → くらいふしあな
きょうの世界昔話 → 神さまのけだものと悪魔のけだもの
きょうの日本民話 → 弘法さまの寄り木
きょうのイソップ童話 → うそつき
きょうの江戸小話 → おれがいない

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4月16日のイソップ童話 狩りゅうどと馬にのった人

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4月16日のイソップ童話

狩りゅうどと馬にのった人

狩りゅうどと馬にのった人

♪音声配信

 狩りゅうどがウサギを一ぴきつかまえて、道を歩いていきますと、むこうから馬にのってくる人に出あいました。
 この人は、ウサギを買いたいから見せてくれといいました。
 ところが狩りゅうどからウサギをうけとると、その人はお金もはらわずにいってしまいました。
 狩りゅうどは、あとから走っておいかけました。
 しかし馬にのった人がずっと遠くへいってしまったので、狩りゅうどはしぶしぶ大きな声でいいました。
「にげなくてもいいですよ。ウサギはあなたにあげますから」

 いやいや自分のものを手ぱなすとき、かっこが悪いのでそれをごまかすために、すすんでそれをやるような顔をする人がたくさんいます。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → チャップリンデー
きょうの誕生花 → スノーフレーク
きょうの誕生日 → 1867年 ウィルバー・ライト (ライト兄弟の兄)


きょうの日本昔話 → カエルになったぼたもち
きょうの世界昔話 → パンを踏んだ娘
きょうの日本民話 → 頭をそられた男
きょうのイソップ童話 → 狩りゅうどと馬にのった人
きょうの江戸小話 → 竹の刀

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4月15日のイソップ童話 アリとハト

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4月15日のイソップ童話

アリとハト

アリとハト

♪音声配信

 アリが水を飲みに泉におりてきて、足をすべらせて水に落ち、おぼれそうになりました。
 それを見たハトが、木の小枝を折って泉に落としてやりました。
 アリは小枝にはいあがって、命びろいしました。
 ちょうどそこへ、モチざおを持った鳥刺しがやってきて、ハトをとろうとねらいをつけました。
 それに気がついたアリは、
「これはたいへん!」
と、鳥刺しの足に、思いきりかみつきました。
「いたいっ」
 鳥刺しは飛び上がってモチざおを放り出し、ハトは逃げることができました。

 自分を助けてくれた人には恩がえしをしなければならないと、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ヘリコプターの日
きょうの誕生花 → きんぎょそう
きょうの誕生日 → 1965年 野口聡一 (宇宙飛行士)

きょうの新作昔話 → かめかつぎ
きょうの日本昔話 → カモとりごんべえ
きょうの世界昔話 → おくびょうものと大男
きょうの日本民話 → ナメクジ土俵
きょうのイソップ童話 → アリとハト
きょうの江戸小話 → こやしとおもう

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4月14日のイソップ童話 カラスと水差し

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4月14日のイソップ童話

カラスと水差し

カラスと水差し

♪音声配信

 のどがカラカラにかいたカラスが水差しを見つけ、よろこんで水差しにむかいました。
 しかし水差しには、水が少ししか入っておらず、カラスのくちばしでは、どうしても水面まで届きません。
 それでもカラスはあきらめることなく、あらゆる方法をためしました。
 しかし、その努力のかいもなく、全てが失敗に終わりました。
 でも、カラスはまだあきらめません。
「考えろ、考えろ、あきらめてはだめだ。きっと何かいい方法が。・・・あっ、そうだ!」
 ある名案を思いついたカラスは、集められるだけの石を集めると、それを一つ一つくちばしで水差しの中へ落としていきました。
 すると水差しの水位は、石を入れた分だけふえていき、ついにカラスのくちばしまで届いたのです。
 最後まであきらめずにがんばったカラスは、こうして命を長らえることが出来たのでした。

 「必要は発明の母」といいます。
  どんなにむずかしい事も、あきらめずにがんばれば、必ず成功します 。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → SOSの日
きょうの誕生花 → どうだんつつじ
きょうの誕生日 → 1970年 工藤静香 (歌手)


きょうの日本昔話 → しびれのくすり
きょうの世界昔話 → 力比べ
きょうの日本民話 → イモほり藤五郎
きょうのイソップ童話 → カラスと水差し
きょうの江戸小話 → めじるしの犬

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4月13日のイソップ童話 イルカとクジラとハゼ

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4月13日のイソップ童話

イルカとクジラとハゼ

イルカとクジラとハゼ

♪音声配信

 イルカたちとクジラたちが、戦争をしていました。
 戦は長びいて、ますますはげしくなってきました。
 そのとき、一ぴきのハゼが水面に顔を出しました。
 そして、
「イルカさんたち、クジラさんたち、戦争はやめなさい。わたしが両方の言い分を聞いて仲なおりさせてあげましょう」
と、いいました。
 これを聞いた一ぴきのイルカは、
「おまえみたいなちっぽけな魚に、仲なおりさせられるなんて、そんなみっともないことができるか。それくらいなら、みんな死んでしまうまで戦争をつづけるほうがましだ」

 ハゼの勇気はみとめますが、力のないものが考えなしに行動しても、力のあるものはしたがってくれません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ボーイスカウトの日
きょうの誕生花 → いちご
きょうの誕生日 → 1955年 西城秀樹 (歌手)

きょうの新作昔話 → とり年生まれ
きょうの日本昔話 → ニワトリのお告げ
きょうの世界昔話 → トルーデおばさん
きょうの日本民話 → お坊さんに手を貸した男
きょうのイソップ童話 → イルカとクジラとハゼ
きょうの江戸小話 → サルがにる

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4月12日のイソップ童話 ヘビのしっぽと胴体

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4月12日のイソップ童話

ヘビのしっぽと胴体

ヘビのしっぽと胴体

♪音声配信

 ある日、ヘビのしっぽがいいました。
「わたしはいつもいちばん後からついていくけれど、たまにはせんとうになって歩きたいわ」
 頭や胴体は、みんなはんたいしました。
「きみはどうやって、ぼくらをひっぱっていくつもりなの? 目も鼻もないのに」
 けれどもしっぽは、いうことを聞きません。
 とうとう胴体たちは引き下がりました。
 しっぽは大とくいで、めくらめっぽうに胴体と頭をひきずって、めちゃくちゃにすすみました。
 そのうちに、とうとう、石ころだらけの穴に落ちて、全身傷だらけになりました。
 するとしっぽは、猫なで声であわれっぽく頭にたのみました。
「お願いです、頭さん。助けて下さい。わたしがわるうございました」

 このお話しは、人にさからってできもしないことをしようとする、おろかな人をいましめています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 世界宇宙飛行の日
きょうの誕生花 → あんず
きょうの誕生日 → 1966年 広瀬香美 (歌手)


きょうの日本昔話 → きんぴかのやかん
きょうの世界昔話 → リップ、バン、ウィンクル
きょうの日本民話 → ヒヒと力くらべをした源助
きょうのイソップ童話 → ヘビのしっぽと胴体
きょうの江戸小話 → 気のきく男

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4月11日のイソップ童話 山の猟師と海の漁師

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4月11日のイソップ童話

山の猟師と海の漁師

山の猟師と海の漁師

♪音声配信

 山の猟師が、えものをとってきました。
 海の漁師も、カゴに魚をいっぱいとってきました。
 とちゅうで2人は、出あいました。
 山の猟師は針でつった魚のほうがいいとおもい、海の漁師は山でとったけもののほうがいいと思いましたので、えものをとりかえました。
 それからずっと、えものをとりかえては、めいめいよろこんでいました。
 するとある日、ある人が2人にいいました。
「いまは、めずらしいものがおいしいかもしれないけれど、そのうち、前のものが欲しくなりますよ」

 どんなにめずらしいものでも、それになれるとすぐにあきてしまいます。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ガッツポーズの日
きょうの誕生花 → ヒヤシンス
きょうの誕生日 → 1949年 武田鉄矢 (俳優)


きょうの日本昔話 → おとうふ下さい
きょうの世界昔話 → イワンのバカ
きょうの日本民話 → 風呂のぬか団子
きょうのイソップ童話 → 山の猟師と海の漁師
きょうの江戸小話 → 紛失の師匠

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4月10日のイソップ童話 2つのつぼ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 4月のイソップ童話

4月10日のイソップ童話

2つのつぼ

2つのつぼ

♪音声配信

 土でできたつぼと銅のつぼが、川を流されていきました。
 土のつぼは銅のつぼに、
「ぼくのそばに寄らないでくれ、はなれて泳いでくれよ。ぼくの方から近寄る気がなくても、きみにぶつかられたら、ぼくはこなごなになってしまうんだから」

 立場の弱い人が、よくばりでいばった有力者のそばにすむと、安心してくらせません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 駅弁の日
きょうの誕生花 → チューリップ
きょうの誕生日 → 1950年 和田アキ子 (歌手)

きょうの新作昔話 → 山を持ってくる
きょうの日本昔話 → かるい帰り道
きょうの世界昔話 → ヒヨコ星
きょうの日本民話 → げんこつのほうび
きょうのイソップ童話 → 2つのつぼ
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4月9日のイソップ童話 水のかれた沼のカエル

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 4月のイソップ童話


4月9日のイソップ童話

水のかれた沼のカエル

水のかれた沼のカエル

♪音声配信

 2匹のカエルが、沼にすんでいました。
 ところが夏のひでりつづきのために、沼の水がすっかりかれてしまったので、そこをはなれて、ほかの沼をさがしにいきました。
 やがて、1つの深い井戸が見つかりました。
 すると一ぴきのカエルが、
「きみ、この井戸にいっしょにおりよう」
と、いいました。
 しかしあいてのカエルは、
「でもね、もしこの井戸の水がかれてしまったときには、どうやってあがってくればいいんだい?」

 このお話しは、何ごとも考えなしに行動してはいけない事をおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 大仏の日
きょうの誕生花 → アカシア
きょうの誕生日 → 1970年 伊藤美紀 (俳優)


きょうの日本昔話 → だんまりくらべ
きょうの世界昔話 → ウサギのしっぽ
きょうの日本民話 → 人を食わなくなったオニ
きょうのイソップ童話 → 水のかれた沼のカエル
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4月8日のイソップ童話 オウムとネコ

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4月8日のイソップ童話

オウムとネコ

オウムとネコ

♪音声配信

 ある人がオウムをかって、家の中ではなしがいにしました。
 よくなれたオウムは、マントルピース(→暖炉の上につけた飾り棚)の上に飛び上がって、楽しそうな声でしゃべりはじめました。
 その家のネコが、それを見て、
「あんたはだれなのかい? どこからきたんだい?」
と、聞きました。
「この家のご主人に、さいきんかわれてきました」
「ふーん、新米のくせにずうずうしいねえ。そんなに大きな声でさわいで。あたしはこの家でうまれたのに、ご主人はないてはいけないというんだよ。もしもないたりすると、ご主人はおこって、わたしを外に放り出すんだよ」
「ネコのおばさん。ごちゃごちゃいうのはやめなさいよ。あなたの声とわたしの声では、くらべものにならないもの。わたしのきれいな声はあなたとちがって、ご主人をイライラさせないのですよ」

 他人になんくせをつけることばかり楽しみにしている人に、このお話しをしてやるとよいでしょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → タイヤの日
きょうの誕生花 → いかりそう
きょうの誕生日 → 1978年 遠藤久美子 (タレント)

きょうの新作昔話 → すす竹売り(きっちょむさん)
きょうの日本昔話 → 八つ化けずきん
きょうの世界昔話 → ジメリのお山
きょうの日本民話 → タコとしゃれこうべ
きょうのイソップ童話 → オウムとネコ
きょうの江戸小話 → 立てば出ます

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4月7日のイソップ童話 ラクダとゼウス

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4月7日のイソップ童話

ラクダとゼウス

ラクダとゼウス

♪音声配信

 ラクダは雄牛の角を見て、うらやましくなりました。
「ああやって、大きな角を振り立てているのはすてきだなあ。ぼくも欲しいなあ」
 そこでラクダは、ゼウスの神のところへいって、
「どうか、ぼくにも角を生やして下さい」
と、お願いしました。
 するとゼウスは、
「なにをいうか。おまえには大きくてりっぱなからだと、強い力をさずけてやったのに、まだ不服なのか」
と、いって、角をあたえなかっただけでなく、ラクダの耳を少しけずり落としてしまいました。

 欲ばりの不平は他人をうらやんでいるために、せっかく自分が持っているよいところに気がつかないで、しまいにはそれまでだめにしてしまうものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 世界保健デー
きょうの誕生花 → ディモルフォセカ
きょうの誕生日 → 1954年 ジャッキー・チェン) (俳優)


きょうの日本昔話 → ニワトリのおなら
きょうの世界昔話 → クモにされた女の子
きょうの日本民話 → 白いオオカミと温泉
きょうのイソップ童話 → ラクダとゼウス
きょうの江戸小話 → あごとかかと

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4月6日のイソップ童話 ライオンを見たことのないキツネ

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4月6日のイソップ童話

ライオンを見たことのないキツネ

ライオンを見たことのないキツネ

♪音声配信

 うまれてからいちども、ライオンを見たことのないキツネがいました。
 ある日、このキツネがばったりライオンに出くわしました。
 なにしろ生まれて始めてみたものですから、キツネはふるえあがって、こわさのあまり死にそうになりました。
 2度目にライオンを見たとき、キツネはやはりこわがりましたが、さいしょの時ほどはこわくありませんでした。
 3度目にライオンを見たとき、キツネはそばへ寄って話しかけるくらい、へいきになりました。

 このお話しは、おそろしいものでもなれてくれば、おそろしくなくなると言うことをおしえています。
 いやなことでも、やってみれば、あんがい大丈夫かもしれませんよ。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → コーンビーフの日
きょうの誕生花 → きぶし
きょうの誕生日 → 1973年 宮沢りえ (俳優)

きょうの新作昔話 → こぶとり(きっちょむさん)
きょうの日本昔話 → キツネのしかえし
きょうの世界昔話 → すずの兵隊
きょうの日本民話 → 赤児の授かり小判
きょうのイソップ童話 → ライオンを見たことのないキツネ
きょうの江戸小話 → まんじゅうのためしぎり

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4月5日のイソップ童話 漁師と小さな魚

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 4月のイソップ童話

4月5日のイソップ童話

漁師と小さな魚

漁師と小さな魚

♪音声配信

 漁師が海にアミを投げると、一ぴきの小さな魚がかかりました。
 その小さな魚は、漁師にいいました。
「ぼくは、まだこんなに小さいのだから、いまはつかまえないで、放して下さいな。ぼくが大人になって大きな魚になったときに、またつかまえればいいじゃありませんか。そのほうが、あなたも得するでしょう」
「よせやい」
と、漁師は言い返しました。
「たとえどんなに大きなえものだって、いつつかまるかあてにはできないものとひきかえに、ちゃんとここにつかまえたえものを逃がすほど、おれはバカじゃないぞ」

 このお話しは、手に入れたものがわずかだからといって、もっと大きなもうけのあてもないのに、せっかく手に入れたものを手ばなすのはおろかなことだとおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ヘアカットの日
きょうの誕生花 → むらさきはなな
きょうの誕生日 → 1955年 鳥山明 (漫画家)

きょうの新作昔話 → 少年たちとカエルたち
きょうの日本昔話 → つぼを買う
きょうの世界昔話 → ひな鳥とネコ
きょうの日本民話 → テングのおどかし
きょうのイソップ童話 → 漁師と小さな魚
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4月4日のイソップ童話 バラとケイトウ

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4月4日のイソップ童話

バラとケイトウ

バラとケイトウ

♪音声配信

 バラのそばにはえているケイトウが、バラにいいました。
「あなたはなんてきれいなのでしょう。神さまにも人間にもよろこばれるし、よいかおりもして、しあわせですね」
「でもわたしは、ほんの数日しか生きられないのですよ。ケイトウさん。だれかにつみとられなくても、しぜんにしおれてしまいます。それにひきかえ、あなたはいつまでも花を咲かせていて、いつまでもわかくていいですね」

 しばらくのあいだだけぜいたくや楽ができるより、つつましくても健康で長生きできる方がしあわせなのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

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きょうの誕生花 → すもも
きょうの誕生日 → 1974年 照英 (俳優)

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きょうの日本民話 → ウシになったお坊さん
きょうのイソップ童話 → バラとケイトウ
きょうの江戸小話 → きりょうじまん

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4月3日のイソップ童話 ガチョウとツル

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4月3日のイソップ童話

ガチョウとツル

ガチョウとツル

♪音声配信

 ガチョウとツルが、同じ草原でエサをあさっていました。
 そこへ、猟師たちがやってきました。
 ツルはからだが軽いので、すぐに飛び立ちました。
 けれどもガチョウはからだが重いので、ぐずぐずしているうちにつかまってしまいました。

 人間でも同じ事です。
 災害におそわれたとき、常に逃げる準備をしている人は身軽に危険を回避できますが、準備をしていない人は貴重品の持ち運びに時間がかかって、災害から逃れることができません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → インゲン豆の日
きょうの誕生花 → ゼラニューム
きょうの誕生日 → 1961年 エディ・マーフィ (俳優)

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きょうのイソップ童話 → ガチョウとツル
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4月2日のイソップ童話 きりょうよしをじまんしあうツバメとカラス

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4月2日のイソップ童話

きりょうよしをじまんしあうツバメとカラス

きりょうよしをじまんしあうツバメとカラス

♪音声配信

 ツバメとカラスが、きりょうじまんをしていました。
 ツバメがさんざんじまんするのを聞いて、カラスが言い返しました。
「あなたがいくらきれいだって、それは春のあいだだけじゃありませんか。わたしの方は一年中、冬の寒さだってへいきなじょうぶなからだをもっていますから」

 このお話しは、きりょうよしよりも、じょうぶなからだを持っている方がいいということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 図書館開設記念日
きょうの誕生花 → さくら
きょうの誕生日 → 1951年 岡本綾子 (ゴルフ)

きょうの新作昔話 → 芝居見物
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きょうの日本民話 → おりょう坂
きょうのイソップ童話 → きりょうよしをじまんしあうツバメとカラス
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4月1日のイソップ童話 ライオンにばけたロバ

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4月1日のイソップ童話

ライオンにばけたロバ

ライオンにばけたロバ

♪音声配信

 ロバが、ライオンの皮をかぶりました。
 だれが見てもライオンに見えたので、人間もけだものも、こわがって逃げました。
 ところが、そこに風がさっと吹いてきて、ライオンの皮をはぎとってしまい、ロバの姿がむきだしになりました。
 すると、みんなはいっせいにロバにおそいかかって、さんざんにたたきのめしました。

 名前も知られていない人が、有名人のまねをするのはやめましょう。
 笑いものにされ、ひどい目にあうにきまっています。
 人からの借りものは、自分の身につかないものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → エイプリルフール
きょうの誕生花 → マーガレット
きょうの誕生日 → 1961年 高橋克実 (俳優)

きょうの新作昔話 → 動くかかし
きょうの日本昔話 → カチカチ山
きょうの世界昔話 → クルミ割り人形とネズミの王さま
きょうの日本民話 → テッジ
きょうのイソップ童話 → ライオンにばけたロバ
きょうの江戸小話 → かわをむく

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