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2009年3月

3月31日のイソップ童話 アリとキリギリス

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 3月のイソップ童話

3月31日のイソップ童話

アリとキリギリス

アリとキリギリス

♪音声配信

 夏のある日、キリギリスが野原で歌を歌っていると、アリたちがぞろぞろ歩いてきました。
「おい、アリくんたち。そんなに汗をびっしょりかいて、なにをしてるんだい」
「これはキリギリスさん、わたしたちは食べ物を運んでいるのですよ」
「ふーん。だけど、ここには食べ物がいっぱいあるじゃないか。どうして、いちいち家に食べ物をはこぶんだい。おれみたいにおなかがすいたらその辺にある食べ物を食べて、あとは楽しく歌を歌ったり、あそんだりしていればいいじゃないか」
「でもね。キリギリスさん。いまは夏だから食べ物がたくさんあるけど、冬が来たら、ここも食べ物はなくなってしまいますよ。いまのうちにたくさんの食べ物をあつめておかないと、あとでこまりますよ」
 アリたちがそういうと、キリギリスはバカにしたようにハハハハハハッと笑って。
「まだ夏が始まったばかり。冬のことは冬が来てから考えればいいのさ」
 そう答えると、また歌を歌い始めました。
 さて、それからも毎日キリギリスは陽気に歌ってくらし、アリたちはせっせと家に食べ物を運びました。
 やがて夏がおわり、秋が来ました。
 キリギリスは、ますます陽気に歌を歌っています。
 そしてとうとう、さむいさむい冬がやってきました。
 野原の草はすっかり枯れ果て、キリギリスの食べ物は1つもなくなってしまいました。
「ああ、おなかがすいたな。こまったな。どこかに食べ物はないかなあ。・・・あっ、そうだ。アリくんたちが食べ物をたくさんあつめていたっけ、よし、アリくんたちに何か食べさせてもらおう」
 キリギリスは急いでアリの家にやってきましたが、アリは家の中から。
「だから、食べ物がたくさんある夏のあいだに食べ物をあつめておきなさいといったでしょう。家にはかぞく分の食べ物しかないから、悪いけど、キリギリスさんにはあげることができません」
と、いって、げんかんをあけてくれませんでした。
 キリギリスは雪の降る野原のまん中で、寒さにふるえながらしょんぼりしていました。

 いま楽をしているなまけ者は、そのうち痛い目にあうというお話しです。

※この「アリとキリギリス」は、もとの寓話である「セミとアリ」から変化したお話しです。
 「アリとキリギリス」以外にも、「セミとアリ」から変化したお話しは多くて、「アリとコガネムシ」「アリとコオロギ」「トンボとキリギリス」などがあります。
 セミが他の昆虫に変化した理由は、お話しの伝わった国に、その昆虫がいなかったり、お話しを伝えた人が、勝手に昆虫を変えたりしたからです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → エッフェル塔の日
きょうの誕生花 → はまかんざし(アルメリア)
きょうの誕生日 → 1970年 宮迫博之 (芸人)

きょうの新作昔話 → 赤ん坊と泥棒(どろぼう)
きょうの日本昔話 → こまったむすこ
きょうの世界昔話 → シンデレラ
きょうの日本民話 → 花散る下の墓
きょうのイソップ童話 → アリとキリギリス
きょうの江戸小話 → ちょっとおかりします

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3月30日のイソップ童話 ヘビとカニ

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3月30日のイソップ童話

ヘビとカニ

ヘビとカニ

♪音声配信

 ヘビとカニが、同じ場所にくらしていました。
 カニはヘビに対して、いつもそっちょくでやさしくしていました。
 けれどもヘビは、いつもひねくれて、いじわるでした。
 カニはヘビをいましめて、
「あなたも、もっと心をまっすぐにして、すなおになりなさい。わたしがあなたにしているように、やさしくなりなさい」
と、いいましたが、ヘビはぜんぜんいうことを聞きません。
 しまいにカニはがまんできなくなって、ある日、ヘビがねむっているときに、のどをハサミでしめて殺してしまいました。
 ながながとのびて死んでしまったヘビを見て、カニはいいました。
「やれやれ、死んでからまっすぐのびたって、しかたがないでしょう。わたしが注意していたときにまっすぐになっていたら、死なないですんだのに」

 カニのやり方もどうかと思いますが、このお話しは、いっしょうけんめいつくしてくれる人にいじわるする人は、そのうち痛い目にあうことを教えています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → マフィアの日
きょうの誕生花 → カルセオラリア(きんちゃくそう)
きょうの誕生日 → 1966年 村上里佳子(タレント)

きょうの新作昔話 → 山弥長者(さんやちょうじゃ)
きょうの日本昔話 → サルの恩返し
きょうの世界昔話 → 家の精
きょうの日本民話 → オオカミばあさん
きょうのイソップ童話 → ヘビとカニ
きょうの江戸小話 → ふだん用のネコ

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3月29日のイソップ童話 ヒツジ飼いとオオカミの子

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3月29日のイソップ童話

ヒツジ飼いとオオカミの子

ヒツジ飼いとオオカミの子

♪音声配信

 ヒツジ飼いがオオカミの子をみつけて、だいじにそだてました。
「こうしておけば、こいつらが大きくなったときに、おれのヒツジの番をしてくれるだろう。いやそれだけでなく、よそのヒツジもさらってきてくれるだろう」
と、考えたからです。
 ところが、この子オオカミたちは大きくなると、すきを見て、まっさきにヒツジ飼いのヒツジたちにおそいかかりました。
 ヒツジ飼いは、さんざんに食いあらされたヒツジたちを見て、うめき声をあげました。
「なんていうことだ。子どもだからといって、オオカミを助けたとは。なんとバカなことをしたものだ」

 悪い人を助けるのは、じつは、その人たちがまっさきにわたしたちをいじめることができるように、せっせと力をつけてやるのと同じことです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → マリモの日
きょうの誕生花 → アリッサム
きょうの誕生日 → 1982年 滝沢秀明 (タレント)

きょうの新作昔話 → 小盗山(こぬすみやま)と有子山(こありやま)
きょうの日本昔話 → むこのひとつおぼえ
きょうの世界昔話 → ネズミとゾウ
きょうの日本民話 → 大工の神さまと天人
きょうのイソップ童話 → ヒツジ飼いとオオカミの子
きょうの江戸小話 → 手品の種

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3月28日のイソップ童話 オオカミと仲なおりしたイヌ

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3月28日のイソップ童話

オオカミと仲なおりしたイヌ

オオカミと仲なおりしたイヌ

♪音声配信

 オオカミがイヌにいいました。
「きみたちは、すがたかたちがぼくらとそっくりなのに、どうしてぼくらと兄弟のようになかよくしないのかい。じっさい、きみらとぼくらは、ぜんぜんちがわない。ちがうのはただ、考え方だけだ。ぼくらオオカミは自由に生きている。しかしきみたちは人間に手なずけられて、どれいみたいになっている。人間になぐられてもがまんして、首輪をつけられてヒツジの番をさせられている。しかもきみらの主人は自分だけうまいものを食って、きみたちには骨しかくれないじゃないか。だから、ぼくたちを信用して、ぼくたちにヒツジをぜんぶひきわたしたまえ。そうして、みんなでたらふく食おうじゃないか」
 イヌたちはオオカミのいうとおりだと思って、さんせいしました。
 するとオオカミは、ヒツジとイヌのいる穴ぐらに押しいってきて、まずはじめにイヌたちを食い殺してしまいました。

 自分のなかまをうらぎる人は、みんな、このイヌと同じ目にあうでしょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → シルクロードの日
きょうの誕生花 → たつたそう
きょうの誕生日 → 1975年 神田うの (タレント)

きょうの新作昔話 → 駒が池
きょうの日本昔話 → 大工と鬼六
きょうの世界昔話 → 美しい妹と九人のにいさん
きょうの日本民話 → 娘のお百夜まいり
きょうのイソップ童話 → オオカミと仲なおりしたイヌ
きょうの江戸小話 → ちっとも変わらん

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3月27日のイソップ童話 ロバとキツネとライオン

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3月27日のイソップ童話

ロバとキツネとライオン

ロバとキツネとライオン

♪音声配信

 ロバとキツネがなかまになって、猟(りょう)に出かけました。
 とちゅうで、ゆくてにライオンがあらわれました。
「これはあぶない」
と、思ったキツネは、ひとりだけ、わざわざライオンに近づいて、
「もし、わたしを安全にとおらせると約束して下されば、あのロバのやつを、あなたにひきわたしましょう」
 ライオンが約束したので、キツネはロバをおとし穴のところへ連れていって、つきおとしました。
 ライオンはロバが逃げられないことをたしかめると、まずはじめにキツネをつかまえて、それからロバにむかっていきました。

 このように、なかまをワナにかける人は、知らないうちに自分自身も同じワナにはまってしまうことがおおいものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → さくら(桜)の日
きょうの誕生花 → しょうじょうばかま
きょうの誕生日 → 1970年 マライア・キャリー (歌手)

きょうの新作昔話 → 仙人の碁(ご)
きょうの日本昔話 → 金のナスビ
きょうの世界昔話 → 水の妖精
きょうの日本民話 → 早業競べ
きょうのイソップ童話 → ロバとキツネとライオン
きょうの江戸小話 → 故郷に錦をかざる

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3月26日のイソップ童話 ガチョウとまちがえられた白鳥

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3月26日のイソップ童話

ガチョウとまちがえられた白鳥

ガチョウとまちがえられた白鳥

♪音声配信

 あるお金持ちが、ガチョウと白鳥をいっしょにかっていました。
 ただし、ガチョウはいつか殺して食べるために、白鳥はなきごえを楽しむためにかっていたのです。
 さて、いよいよガチョウをしめ殺す事になりましたが、その時は日がくれてあたりはまっ暗でしたから、2羽の鳥のうちどちらがガチョウか見分けがつきませんでした。
 それで、白鳥がガチョウのかわりにつかまってしまいました。
 しかし、白鳥はひときわ大きくなきました。
 死にぎわの白鳥は、とりわけ美しくなくといわれています。
 その美しい鳴き声を聞いて、つかまえた人はすぐにまちがいに気がつきました。
 こうして、白鳥は美しい声のおかげで命びろいしました。

 このお話しは、ひいでた特技は自分の身を助けるという話です。
 なにか習い事をしている人は、がんばって上手になれば、きっといいことがありますよ。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → カチューシャの歌の日
きょうの誕生花 → しゅんらん
きょうの誕生日 → 1975年 石塚義之 (芸人)

きょうの新作昔話 → お浪草(おなみそう)
きょうの日本昔話 → 八匹のウシ
きょうの世界昔話 → 月の見ていた話 二夜
きょうの日本民話 → 大ムカデ退治
きょうのイソップ童話 → ガチョウとまちがえられた白鳥
きょうの江戸小話 → 入りにくい

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3月25日のイソップ童話 人とサチュロス

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3月25日のイソップ童話

人とサチュロス

人とサチュロス

♪音声配信

 むかしある男が、腰から上は人間で、腰から下がヤギのからだという、半人半獣のサチュロスと友だちになりました。
 冬が来て寒さが身にしむようになると、男は両手を口のところへ持っていって、フウフウ息を吹きかけました。
「どうして、そんなことをするのかい?」
と、サチュロスがたずねました。
 男は、
「手がつめたいから、息であたためているんだ」
と、答えました。
 その後、食事がはこばれてきました。
 とても熱い料理でした。
 男はすこしずつとりわけて、口のところへ持っていって、フウフウ息を吹きかけました。
「どうして、そうするのかい?」
と、またサチュロスがたずねました。
「あんまり熱いから、息でさましているんだ」
と、男は答えました。
 するとサチュロスは、
「いやはや、なんてことだ。ぼくは、きみの友だちをやめるよ。同じ口から熱さと冷たさをはきだすなんて、そんな人と友だちになってはいられないよ」

 わたしたちも、得体の知れない人とは、友だちにならないようにしましょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 電気記念日
きょうの誕生花 → おうれん
きょうの誕生日 → 1959年 嘉門達夫 (シンガー)

きょうの新作昔話 → 清水の観音さまのお告げ
きょうの日本昔話 → 酒を買いに行くネコ
きょうの世界昔話 → アイリーのかけぶとん
きょうの日本民話 → 昆布買い
きょうのイソップ童話 → 人とサチュロス
きょうの江戸小話 → 自分であがる

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3月24日のイソップ童話 いっしょに狩りにいったライオンとロバ

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3月24日のイソップ童話

いっしょに狩りにいったライオンとロバ

いっしょに狩りにいったライオンとロバ

♪音声配信

 ライオンとロバが相談して、いっしょに狩りにいきました。
 野生のヤギがたくさんいるほら穴までくると、ライオンは入り口に陣どって、ヤギが出てくるのを待ちかまえました。
 ロバはほら穴の中に入って、ヤギたちのあいだを飛び回りながら大きな声でないて、ヤギを追い出しました。
 ライオンは出てくるヤギを、次々につかまえました。
 多くのヤギがつかまったとき、ロバはほら穴から出てきて、
「どうです。わたしがゆうかんにたたかったおかげで、ヤギを追い出すことができたじゃありませんか」
と、ライオンに自慢(じまん)しました。
 するとライオンは、
「まったくだ、おまえがロバだと知っていなければ、わしだってふるえあがっただろうよ」

 自分の実力を知っている人の前で自慢話をすれば、からかわれるのがあたりまえです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → マネキン記念日
きょうの誕生花 → かたくり
きょうの誕生日 → 1970年 原田泰造 (芸人)

きょうの新作昔話 → 杭にぎり
きょうの日本昔話 → だまされたどろぼう
きょうの世界昔話 → 銅の国、銀の国、金の国
きょうの日本民話 → じゃんじゃん
きょうのイソップ童話 → いっしょに狩りにいったライオンとロバ
きょうの江戸小話 → なりたてのどろぼう

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3月23日のイソップ童話 サヨナドリとツバメ

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3月23日のイソップ童話

サヨナドリとツバメ

サヨナドリとツバメ

♪音声配信

 ツバメが、サヨナドリにいいました。
「あなたもわたしと同じに、人の家ののき先に巣を作って人間となかよくすればいいのに。ぜひともいらっしゃいよ」
 サヨナドリはいいました。
「わたしはむかし、人間にひどいことをされたので、人間を見ればそれを思い出してしまいます。いやなことを思い出すところにわざわざ住む気にはなりません。わたしが人間のいない寂しいところでくらしいてるのは、そのためなんです」

 このお話しは、いちど悲しい目にあった人は、その場所まできらいになって近づこうとしない事をおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 世界気象の日
きょうの誕生花 → ベルゲニア(ヒマラヤゆきのした)
きょうの誕生日 → 1967年 七瀬なつみ (俳優)

きょうの新作昔話 → お嫁さんになれなかったウグイス
きょうの日本昔話 → ほんとうの母親
きょうの世界昔話 → おじいさんとまご
きょうの日本民話 → スズメとキツツキ
きょうのイソップ童話 → サヨナドリとツバメ
きょうの江戸小話 → やぶ先生のぐち

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3月22日のイソップ童話 オオカミとヒツジ飼い

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3月22日のイソップ童話

オオカミとヒツジ飼い

オオカミとヒツジ飼い

♪音声配信

 一ぴきのオオカミが、ヒツジの群れの後を、おとなしく、なんにも害をくわえずに、ついていきました。
 ヒツジ飼いは、はじめはオオカミを敵だと思って、びくびくしながら見はっていました。
  けれども、オオカミがずっとおとなしくついてくるだけで、ヒツジにおそいかかる気配がちっともないので、ヒツジ飼いは、
「どうやら、このオオカミは敵ではなくて、ヒツジの味方らしい」
と、思いました。
  ちょうど、ヒツジ飼いは町にいく用事があったので、ヒツジたちをオオカミのそばにのこして町へ出かけました。
  するとオオカミは、
「しめた。いまこそチャンスだ」
と、ヒツジにおそいかかり、だいぶぶんのヒツジを食い殺してしまいました。
  町からもどってきて、殺されたヒツジたちを見たヒツジ飼いはさけびました。
「おれがバカだった。オオカミにヒツジをあずけるなんて、どうかしているよ」

  人間でも同じことです。
  欲ばりの人にだいじなものをあずければ、とられてしまうのがあたりまえです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 放送記念日
きょうの誕生花 → れんぎょう
きょうの誕生日 → 1977年 松本リカ (タレント)

きょうの新作昔話 → 善光寺の本柱
きょうの日本昔話 → まゆにつば
きょうの世界昔話 → オオカミになった弟
きょうの日本民話 → キツネがついた幸助
きょうのイソップ童話 → オオカミとヒツジ飼い
きょうの江戸小話 → 剣術指南

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3月21日のイソップ童話 病気になったシカ

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3月21日のイソップ童話

病気になったシカ

病気になったシカ

♪音声配信

 シカが病気になって、原っぱによこになっていました。
 みまいにきたけものが、シカのまわりに生えていた草をみんな食べてしまいました。
 まもなくシカの病気は、すっかりなおりましたが、食べ物がないために、たいそうおとろえて死んでしまいました。

 役にたたない友だちをたくさんもっていると、たすけてもらえるどころか、かえってひどいめにあうものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ランドセルの日
きょうの誕生花 → まんさく(満作)
きょうの誕生日 → 1973年 石井正則 (芸人)

きょうの新作昔話 → 一本のとうもろこし
きょうの日本昔話 → あかんべえおばけ
きょうの世界昔話 → タールぼうや
きょうの日本民話 → ネコに技を教えるキツネ
きょうのイソップ童話 → 病気になったシカ
きょうの江戸小話 → 文句をいいに

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3月20日のイソップ童話 モミの木とイバラ

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3月20日のイソップ童話

モミの木とイバラ

モミの木とイバラ

♪音声配信

 大きくて立派なモミの木が、足元のイバラを見下していいました。
「おほん。私は世の中の色々に役に立つ。たとえば、神殿の屋根や大きな船をつくったり。それに、すらっと背が高くて、じつに美しい。まったく、いだいなモミの木さまだ。・・・おや? 私の足元に生えているお前は、全身がトゲトゲで、みんなからきらわれているイバラだな。お前に一つ聞くが、お前には一体、何の取り柄があるのだ?」
 するとイバラがこういいました。
「確かに、私には何の取り柄もありません。でも・・・」
「・・・でも、なんだ?」
「あっ、ほら、ほら。オノを持ったきこりがやって来ましたよ。まっすぐこっちへ向かってきますね。私たちに、なにか用でしょうか? いや、私はトゲトゲのきらわれ者ですから、きっと、あなたに用でしょう。人気者はたいへんですね。・・・あれ? どうしました? 風もないのに急に震え出したりして」

 人から、ちやほやされるからと言って、とくいになってはいけません。
 目立ちすぎると、たいへんな目にあうかもしれませんよ。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 電卓の日
きょうの誕生花 → みつまた
きょうの誕生日 → 1956年 竹中直人 (俳優)

きょうの新作昔話 → 山鳥の恩返し
きょうの日本昔話 → 家からとおくなっても
きょうの世界昔話 → しあわせになった、のらネコ
きょうの日本民話 → だきついてくる白骨
きょうのイソップ童話 → モミの木とイバラ
きょうの江戸小話 → てつびん

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3月19日のイソップ童話 カラスとヘルメス

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3月19日のイソップ童話

カラスとヘルメス

カラスとヘルメス

♪音声配信

 ワナにかかったカラスが、アポロンの神に、
「わたしを助けて下さったら、香をたいてお祭りします」
と、約束をして、助けてもらいました。
 ところが、いったん助かると約束はすっかりわすれてしまいました。
 このカラスはまもなく、またワナにかかってしまいました。
 カラスはこんどはアポロンの神はやめて、ヘルメスの神に、
「助けて下さったら、おそなえものをします」
と、言って、救いを求めました。
 しかし、ヘルメスは、
「バカ者め。はじめに助けてくれた神をないがしろにして、約束をやぶったおまえを信用できるはずがないだろう」

 恩人に対して恩知らずなことをした人間は、だれからも助けてもらえなくなります。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → アカデミー賞設立記念日
きょうの誕生花 → ベロペロネ(こえびそう)
きょうの誕生日 → 1955年 ブルース・ウィリス (俳優)

きょうの新作昔話 → 地中で三十三年
きょうの日本昔話 → 水アメの毒
きょうの世界昔話 → ピアンとサル
きょうの日本民話 → ブッポウソウのこえ
きょうのイソップ童話 → カラスとヘルメス
きょうの江戸小話 → ぬすびとの辞世

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3月18日のイソップ童話 目の見えない人

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3月18日のイソップ童話

目の見えない人

目の見えない人

♪音声配信

 目は見えないけれど、手でさわっただけで動物の種類をいいあてることのできる人がいました。
 ある日、この人のところへ、だれかがオオカミの子を連れてきました。
 この人はさわってみて、しばらく首をひねっていました。
 そして、
「はてさて、これはオオカミの子でしょうか、キツネの子でしょうか、それとも、にたような種類のほかの動物の子でしょうか、ちょっとわかりません。でも、はっきりしていることは、この動物がヒツジたちとなかよくやっていける動物ではない、ということです」

 このように、悪者の正体は、たいてい、そのからだつきだけでわかるものです。
 悪者がかしこい人をだまそうとしても、かしこい人は、そのすがたを見ただけで見やぶってしまうのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 精霊の日
きょうの誕生花 → とさみずき
きょうの誕生日 → 1962年 豊川悦司 (俳優)

きょうの新作昔話 → ヘビのうらみと老母
きょうの日本昔話 → 大工さんと大入道
きょうの世界昔話 → キツネとウマ
きょうの日本民話 → シラミの質入れ
きょうのイソップ童話 → 目の見えない人
きょうの江戸小話 → かぜのかみおくり

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3月17日のイソップ童話 ゼウスの裁判

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3月17日のイソップ童話

ゼウスの裁判

ゼウスの裁判

♪音声配信

 あるとき、ゼウスの神はヘルメスの神を呼んで、
「おおぜいの人間たちを裁判するのに、まちがえるといけないから、あなたがそれぞれの人間のやった悪いことを、貝がらに書きとめて下さい。1まいの貝がらに1人ずつ書いて、みんなのぶんができたら箱に入れて、わたしのところへ持ってきなさい。そうすれば、わたしは1まいずつその貝がらを取り出して、書いてあることを読みながら、正しいさばきをくだすことができるだろう」
と、いいつけました。
 たしかに、これはよい考えでしたが、箱の中の貝がらはごちゃまぜになっているために、ゼウスがすぐにつかみ出す貝がらもあれば、なかなか出てこない貝がらもあります。
 それで、ゼウスのさばきがはやくくだる人と、おそくくだる人ができてしまいました。

 悪いことをした人が、すぐに罰をうけないことがあっても、おどろいてはいけません。
 時間はかかっても、かならず正しいさばきはおこなわれます。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 漫画週刊誌の日
きょうの誕生花 → さんしゅゆ
きょうの誕生日 → 1946年 マギー司郎 (漫談師)

きょうの新作昔話 → のさんの賭け
きょうの日本昔話 → ステレンキョウ
きょうの世界昔話 → パンドラの箱
きょうの日本民話 → タバコ入れの中のお守り
きょうのイソップ童話 → ゼウスの裁判
きょうの江戸小話 → あわて医者

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3月16日のイソップ童話 川と海

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3月16日のイソップ童話

川と海

川と海

♪音声配信

 川がたくさんあつまって、海にもんくをいいました。
「あなたの中に入っていくわたしたちは、もともとあまくて飲めるのに、どういうわけであなたは、わたしたちを塩からくして、飲めなくするのですか」
 海は、こう言いました。
「では、わたしのところに来なければいい。そうすれば、塩からくはなりませんよ」

 このお話しは、どうすることもできないことで、あれこれともんくをいう人にきかせるはなしです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 万国赤十字加盟記念日
きょうの誕生花 → イースターカクタス
きょうの誕生日 → 1967年 小比類巻かほる (歌手)

きょうの新作昔話 → 身代わり地蔵
きょうの日本昔話 → にげだしたまつの木
きょうの世界昔話 → 空飛ぶトランク
きょうの日本民話 → 娘に化けた大ウナギ
きょうのイソップ童話 → 川と海
きょうの江戸小話 → つけばな

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3月15日のイソップ童話 オオカミと子ヒツジ

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3月15日のイソップ童話

オオカミと子ヒツジ

オオカミと子ヒツジ

♪音声配信

 川で水を飲んでいる子ヒツジをみつけたオオカミが、なにかいいがかりをつけて、食い殺してやろうと考えました。
 そこで、自分は川上にいるのに、
「おい、おまえがそこで水をにごらせているから、おれは水が飲めないじゃないか」
と、どなりました。
「でも、ぼくは、舌の先でなめているだけですよ。それに、ぼくのほうが川下にいるんですもの、川上の水をにごらせることなんて、できませんよ」
 オオカミは、
(しまった。たしかにそれもそうだ)
と、思ったので、
「水の事はどうでもいい。だがしかし、去年、おまえはおれのおやじに、恥をかかせたぞ」
「あの、ぼく、去年なんて、まだ生まれてもいませんでしたよ」
 また、やりかえされたオオカミは、
「うるさい! いくらつべこべいいわけしてもだめだ。とにかく、おれはおまえを食ってやる」

 このお話しは、なにがなんでも悪いことをしようときめた人には、どんなに正しいいいぶんもききめがないということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 靴の記念日
きょうの誕生花 → さんたんか
きょうの誕生日 → 1962年 朝比奈マリア (歌手)

きょうの新作昔話 → 弥藤次荒神(やとうじこうじん)
きょうの日本昔話 → おむすびコロリン
きょうの世界昔話 → アザラシのお母さん
きょうの日本民話 → うごく城
きょうのイソップ童話 → オオカミと子ヒツジ
きょうの江戸小話 → おいはぎ

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3月14日のイソップ童話 ミツバチとゼウス

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 3月のイソップ童話

3月14日のイソップ童話

ミツバチとゼウス

ミツバチとゼウス

♪音声配信

 ミツバチは人間にハチミツをとられてしまうのが、いまいましくてたまりませんでした。
 そこでゼウスの神のところへいって、
「ハチミツに手を出すものを、針で刺し殺すことができるようにして下さい」
と、お願いしました。
 ゼウスはミツバチの考えかたはむしがよすぎると思ったので、それからは、ミツバチが針でだれかを刺したら、それきり針が折れて死んでしまうというようにきめてしまいました。

 このお話しは、自分もひどい目にあうことを承知の上で、それでも、あいてをひどい目にあわせたいと考える、しゅうねん深い人にあてはまります。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ホワイトデー
きょうの誕生花 → カミツレ(カモミール)
きょうの誕生日 → 1948年 五木ひろし (歌手)

きょうの新作昔話 → 三笠山
きょうの日本昔話 → にせものの汽車
きょうの世界昔話 → ロバとおじいさん
きょうの日本民話 → 不思議なサバ売り
きょうのイソップ童話 → ミツバチとゼウス
きょうの江戸小話 → 思いやり

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3月13日のイソップ童話 ノミとスポーツ選手

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 3月のイソップ童話

3月13日のイソップ童話

ノミとスポーツ選手

ノミとスポーツ選手

♪音声配信

 スポーツ選手が病気でねていると、一匹のノミがぴょんと足の指にたかりました。
 そしてはねまわりながら、ちくりと刺しました。
 スポーツ選手はおこって、爪でつぶそうとしました。
 でも、ノミはぴょーんと飛んで、選手の手のとどかないところへ逃げてしまいました。
 すると選手は、
「ああ、ヘラクレスの神さま。ノミとたたかうのにさえ、あなたはわたしをろくすっぽ助けようとしないのですね。これではレースでおおぜいの競走あいてに立ちむかうとき、どうやってわたしを助けるつもりですか」

 つまらないことで、すぐに神さまの力を借りようとしてはいけません。
 もっとだいじなときに、お願いするようにしましょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → サンドイッチデー
きょうの誕生花 → アネモネ
きょうの誕生日 → 1966年 今田耕司 (タレント)

きょうの新作昔話 → 土仏観音(どぶつかんのん)
きょうの日本昔話 → 牛若丸
きょうの世界昔話 → 小人とクツ屋
きょうの日本民話 → 殿さまをおそったネコ
きょうのイソップ童話 → ノミとスポーツ選手
きょうの江戸小話 → 金がかたき

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3月12日のイソップ童話 馬と兵隊

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3月12日のイソップ童話

馬と兵隊

馬と兵隊

♪音声配信

 戦争のあいだ兵隊は、自分の馬にムギをたっぷり食べさせました。
 つらいことも、あぶないことも、いっしょに切り抜けて、たたかってくれる馬だから、だいじにしていたのです。
 しかし戦争がおわると、馬はつまらない仕事につかわれたり、重い荷物をはこばされるだけで、エサも麦ワラしかもらえなくなりました。
 そのうちに、また戦争がはじまりました。
 兵隊をあつめるラッパが鳴りひびくと、主人は馬にくらをつけ、武器を持って、戦場に行くために馬にまたがりました。
 ところが馬はすっかり弱っていて、ひと足歩くたびにころんでしまうのです。
 馬は、主人にいいました。
「あなた、こんどは騎兵でなしに、歩兵になって下さい。わたしは、むかしはりっぱな馬だったけれど、あなたのおかげでロバになってしまいました。また戦争になったからといって、いったんロバになったものが馬にもどれはしませんよ」

 のどかで平和なときにも、きびしくてつらい日のことをわすれてはなりません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → サイフの日
きょうの誕生花 → れんげそう
きょうの誕生日 → 1971年 ユースケ・サンタマリア (タレント)

きょうの新作昔話 → 子ザルのまつ
きょうの日本昔話 → 庭に現れた雪女
きょうの世界昔話 → ワタの花と妖精
きょうの日本民話 → 八人浦島物語
きょうのイソップ童話 → 馬と兵隊
きょうの江戸小話 → 越後屋

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3月11日のイソップ童話 子ジカと母ジカ

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3月11日のイソップ童話

子ジカと母ジカ

子ジカと母ジカ

♪音声配信

 シカの子どもに、母親がいいました。
「おまえは生まれつき角をもっているし、からだの大きさも、ほかのけものよりは大きいわ。なのに、どうしておまえはイヌが来ると逃げだすのです。イヌが来ても負けることはないのだから、じっと、かまえていなさい」
 そういっているうちに、遠くからイヌの走ってくる音が聞こえました。
 すると、子どもにじっとしていろと教えたばかりの母ジカのほうが、まっさきに逃げだしました。

 人に教えるのは簡単ですが、自分でやるのはむずかしいものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → パンダ発見の日
きょうの誕生花 → ゆきやなぎ
きょうの誕生日 → 1938年 梅宮辰夫 (俳優)

きょうの新作昔話 → 庭はきこさじ
きょうの日本昔話 → ネコに教わった剣の道
きょうの世界昔話 → 七つの星
きょうの日本民話 → 草葉のかげ
きょうのイソップ童話 → 子ジカと母ジカ
きょうの江戸小話 → 水中の小判

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3月10日のイソップ童話 カメとワシ

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3月10日のイソップ童話

カメとワシ

カメとワシ

♪音声配信

 カメがワシに、自分にも空を飛べるように、飛びかたをおしえてくれとたのみました。
 ワシは、
「あなたは、生まれつき飛ぶようにできていないのだから、とうていだめですよ」
と、いいましたが、カメは、
「ぜひ、お願いします。どうしても、飛びたいのです」
と、なんどもうるさくたのむのでした。
 そこでワシは爪でカメをつかんで空に舞い上がり、空中でカメをはなしました。
「わあー、飛んだぞー。カメの僕でも飛べたんだ」
と、思ったのもつかの間、カメは岩に落ちて、こなごなになってしまいました。

 このお話しは、かしこい人の忠告を聞かないで他人とはりあうと、自分自身がひどい目にあうと教えています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 砂糖の日
きょうの誕生花 → ルピナス(のぼりふじ)
きょうの誕生日 → 1975年 山田花子 (タレント)

きょうの新作昔話 → ばめんの猫
きょうの日本昔話 → 八人の真ん中
きょうの世界昔話 → 動物のことば
きょうの日本民話 → ドロボウを追い出したおばけ
きょうのイソップ童話 → カメとワシ
きょうの江戸小話 → 外のほうがまし

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3月9日のイソップ童話 牛追いとヘラクレス

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 3月のイソップ童話

3月9日のイソップ童話

牛追いとヘラクレス

牛追いとヘラクレス

♪音声配信

 牛追いがある村をめざして、荷車をひかせたウシを追いたてていきました。
 そのうちに、深いみぞに車がはまってしまい、うごかなくなりました。
 しかしこの牛追いは、車を押しあげようとするかわりに、その場につっ立って、なんにもしないで、ただ、神さまの中でもいちばん信心しているヘラクレスに、
「どうぞ、助けて下さい」
と、おいのりするだけでした。
 ヘラクレスはこの男の前にあらわれて、こう言いました。
「さあ、おまえのその手を車にかけろ。ウシにむちをあてろ。自分で努力しないうちに、神の助けなどもとめるな。自分でやってみもしないで、助けてくれといったって、神が助けるはずはないぞ」

 自分で努力しようとせず、他人をあてにする人間には、だれも力を貸してくれません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → レコード針の日
きょうの誕生花 → あせび
きょうの誕生日 → 1959年 バービー (人形)

きょうの新作昔話 → 永平寺(えいへいじ)の五百羅漢(ごひゃくらかん)
きょうの日本昔話 → 空き家でおどるネコ
きょうの世界昔話 → 旅にでた神さま
きょうの日本民話 → 美しい山姫
きょうのイソップ童話 → 牛追いとヘラクレス
きょうの江戸小話 → 走る名人

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3月8日のイソップ童話 ヒツジ飼いと海

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3月8日のイソップ童話

ヒツジ飼いと海

ヒツジ飼いと海

♪音声配信

 海岸でヒツジに草を食べさせていたヒツジ飼いが、波もないおだやかな海をながめて、
「ヒツジをかうよりも、船をつかって商売をするほうがよさそうだな」
と、考えました。
 そこで、ヒツジをぜんぶ売って、そのお金でナツメヤシの実をかって、船につんで海に出ました。
 ところが、すぐにはげしい嵐がおこって船がしずみかけたので、積み荷のナツメヤシの実をぜんぶ海に捨てて、空の船でやっと助かりました。
 その後、だいぶたってから、1人の男が同じ海辺にやってきました。
「ああ、なんとおだやかな、いい海だろう」
 たしかに、そのとき海はしずかでした。
 しかし、あのヒツジ飼いが、その人にむかっていいました。
「なあに、この海は、もっとナツメヤシの実が食いたいのですよ。だからわざと、おだやかなふりをしているのです」

 このお話しは、不幸なできごとが人間にとってよいいましめになる、ということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ミツバチの日
きょうの誕生花 → ニゲラ(くろたねそう)
きょうの誕生日 → 1939年 高木ブー (タレント)

きょうの新作昔話 → チョウチョウの姉妹の雨宿り
きょうの日本昔話 → エビの腰はなぜまがったか
きょうの世界昔話 → 三人兄弟
きょうの日本民話 → テングの鼻いれ穴
きょうのイソップ童話 → ヒツジ飼いと海
きょうの江戸小話 → つらの皮

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3月7日のイソップ童話 自分のかげにとくいになったオオカミとライオン

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 3月のイソップ童話

3月7日のイソップ童話

自分のかげにとくいになったオオカミとライオン

自分のかげにとくいになったオオカミとライオン

♪音声配信

 太陽が西にかたむいたある夕方、荒れ野を一匹のオオカミがさまよっていました。
 地面にそのかげが、長く長くうつっています。
 それを見てオオカミは、
「こんなに大きなからだをしたおれが、ライオンをこわがるなんて。このとおり、身長が30メートルもあるんだから、おれだって、かんたんに百獣の王になれるさ」
 オオカミがすっかりいい気になっているところへ、大きなライオンが飛びかかってきて、ガブリとかみつきました。
 オオカミは考えをかえて、さけびました。
「うぬぼれが身をほろぼすとは、このことだ」

 このオオカミのように、自分の力を過信する事は非常に危険です。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 消防記念日
きょうの誕生花 → カンパニュラ(ふうりんそう)
きょうの誕生日 → 1957年 オール阪神 (漫才師)

きょうの新作昔話 → お姫さまと松の木
きょうの日本昔話 → ばか坊主
きょうの世界昔話 → 命のランプ
きょうの日本民話 → ネコとちゃんちゃんこ
きょうのイソップ童話 → 自分のかげにとくいになったオオカミとライオン
きょうの江戸小話 → 字のよめぬ犬

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3月6日のイソップ童話 しっぽを切られたキツネ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 3月のイソップ童話

3月6日のイソップ童話

しっぽを切られたキツネ

しっぽを切られたキツネ

♪音声配信

 美しいしっぽがじまんのキツネが、ワナにはさまれてしっぽを切られてしまいました。
 キツネははずかしくて、もう生きていられないと思うほどでした。
「しかし、まてよ」
と、キツネは考えました。
「もしも、なかまのキツネがぜんぶしっぽを切れば、おれのみっともない姿も目立たなくなる。よし、みんなにしっぽを切るようにすすめてみよう」
 こう決心したキツネは、なかまをぜんぶあつめて、
「きみたち、そんな長いしっぽなんて、みぐるしくて重たいだけじゃないか。切ってしまった方が楽だぜ」
と、いいました。
 すると、なかまの一匹がいいました。
「おいおい、そうやれば、きみが得するからそういうんだろ」
「・・・」

 このお話しは、なかまのためではなく自分の利益のためになかまへ忠告しても、だれも聞いてくれないということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → スポーツ新聞の日
きょうの誕生花 → 木立性ベゴニア
きょうの誕生日 → 1984年 ベッキー (タレント)

きょうの新作昔話 → 釣り舟清次のお札
きょうの日本昔話 → うんのいいてっぽううち
きょうの世界昔話 → イーダちゃんの花
きょうの日本民話 → 髪の長い娘とナマズ
きょうのイソップ童話 → しっぽを切られたキツネ
きょうの江戸小話 → ほらふき

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3月5日のイソップ童話 戦争の神とらんぼうの女神

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3月5日のイソップ童話

戦争の神とらんぼうの女神

戦争の神とらんぼうの女神

♪音声配信

 神さまたちが、みんな結婚することにきめて、それぞれくじびきで相手をえらびました。
 戦争の神は、一番おしまいに、くじをひくことになりました。
 でもそのときには、らんぼうの女神しかのこっていませんでした。
 しかし戦争の神は、らんぼうの女神を見て、大好きになってよろこんで結婚しました。
 こうして、戦争の神はらんぼうの女神がいくところには、どこへでもついていくようになったのです。

 町の中でも国と国のあいだでも、らんぼうなおこないが見られるところでは、かならず戦争がおこるものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 珊瑚の日
きょうの誕生花 → くんしらん
きょうの誕生日 → 1957年 北条司 (漫画家)

きょうの新作昔話 → 大蛇になった八郎
きょうの日本昔話 → 馬に乗る
きょうの世界昔話 → タニシ王子
きょうの日本民話 → 観音さまと殿さま
きょうのイソップ童話 → 戦争の神とらんぼうの女神
きょうの江戸小話 → 春はさぞかし

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3月4日のイソップ童話 ロバをかう人

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3月4日のイソップ童話

ロバをかう人

ロバをかう人

♪音声配信

 ある人がロバをかおうとして、ためしに一匹をえらんでうちへ連れかえり、自分のロバたちのいるところへとひっぱっていきました。
 するとそのロバは、ほかのロバには見むきもしないで、一番なまけ者で大食いのロバのそばへいきました。
 そして、一番なまけ者で大食いのロバといっしょに、何にもしないで、じっとしています。
 買い手は連れてきたロバを、もとの飼い主のところへ連れもどしました。
「このロバはだめだから、かえすよ」
「えっ? なぜ、そんなにかんたんに、だめだとわかったのですか?」
「これ以上、テストする必要はありませんよ。たくさんのロバの中から、あいつがなかよしにえらんだやつと、同じ性格にきまっていますから」

 他人がわたしたちを判断するとき、いつもいっしょにいるなかまと似たものどうしなのだろうと、考えるものです。
 ですから、悪い人とつきあうのはやめましょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ミシンの日
きょうの誕生花 → アザレア
きょうの誕生日 → 1961年 浅野温子 (俳優)

きょうの新作昔話 → 大浪の池
きょうの日本昔話 → 生あるものは
きょうの世界昔話 → おばあさんの子ブタ
きょうの日本民話 → 嫁さんになったイチョウの木の精
きょうのイソップ童話 → ロバをかう人
きょうの江戸小話 → やっとわかった

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3月3日のイソップ童話 王さまライオン

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3月3日のイソップ童話

王さまライオン

王さまライオン

♪音声配信

 あるライオンが、王さまになりました。
 それは、おこりっぽくもなく、ざんこくでもないし、らんぼうものでもなくて、まるで人間と同じようにやさしくて、公平な王さまでした。
 この王さまライオンは、動物たちがおたがいにゆるしあって仲なおりするように考え、あるとき、すべての動物をよびあつめました。
「よいか、オオカミはヒツジにあやまれ、ヒョウはカモシカに、トラはシカに、イヌはウサギに、みんなあやまって、これからはなかよくくらせ」
 王さまライオンがこう言いますと、おくびょうもののウサギは、すっかりかんげきしてさけびました。
「まあ、わたしのように弱いものが、強くてらんぼうなけだものに大事にしてもらえるなんて。本当に、こういう日が来ることを、いままでどれほど願っていたかしれません」

 正義が国を支配して、さいばんが正しくおこなわれれは゛、弱い人々も安心してくらせるというものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 雛祭り(ひなまつり)
きょうの誕生花 → はなもも
きょうの誕生日 → 1958年 栗田貫一 (タレント)

きょうの新作昔話 → 島女(しまじょ)の祠(ほこら)
きょうの日本昔話 → タヌキの糸車
きょうの世界昔話 → ふしぎな楽人
きょうの日本民話 → カエルの恩がえし
きょうのイソップ童話 → 王さまライオン
きょうの江戸小話 → オオカミと山犬のちがい

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3月2日のイソップ童話 (うれしいこと)と(いやなこと)たち

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3月2日のイソップ童話

(うれしいこと)と(いやなこと)たち

(うれしいこと)と(いやなこと)たち

♪音声配信

 (うれしいこと)たちは、(いやなこと)たちといっしょにくらしていましたが、力が弱いので、(いやなこと)たちに追い出されてしまいました。
 (うれしいこと)たちはしかたなく、天にのぼりました。
 そして、天にいるゼウスの神に、
「これから先、人間たちと、どうやっておつきあいしたらいいでしょう?」
と、たずねました。
 するとゼウスは、
「みんながいっぺんにゆくと、また、(いやなこと)たちに追い出されてしまうから、1人ずついくがよい」
と、いいました。
 こうして(いやなこと)たちは、人間のそばにずっとすんでいるので、ひっきりなしに人間におそいかかるのに、(うれしいこと)は、1人ずつ天からおりてこなければならないので、たまにしか人間をたずねてくれなくなりました。

 このお話しは、(うれしいこと)は待っていてもなかなかこないのに、(いやなこと)は、なぜよく来るのかを説明しています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 遠山の金さんの日
きょうの誕生花 → アイスランド・ポピー
きょうの誕生日 → 1956年 原順子 (歌手)

きょうの新作昔話 → 安国寺の桜
きょうの日本昔話 → 岩になった鬼
きょうの世界昔話 → 四人の子ども
きょうの日本民話 → 龍神さまの掛軸
きょうのイソップ童話 → (うれしいこと)と(いやなこと)たち
きょうの江戸小話 → トンビとカラスの話

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3月1日のイソップ童話 馬とロバ

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3月1日のイソップ童話

馬とロバ

馬とロバ

♪音声配信

 あるところに、馬とロバをかっている男の人がいました。
 ある日のこと、男の人は2匹を連れて旅に出かけました。
 とちゅうで、ロバは馬にいいました。
「あの、ぼくの荷物を少し持ってくれませんか? 重たくて、死にそうなんです」
「・・・・・・」
 でも、馬はしんどいのがきらいで、聞こえないふりをしました。
 ロバはもういちど、馬にたのみましたが、馬はまた聞こえないふりです。
 すると、疲れ切ったロバはバタリとたおれて、そのまま死んでしまいました。
 それを見た男の人は、ロバの荷物を馬の背中にのせました。
 そればかりか、死んだロバの皮をはいで、その皮まで馬の背中にのせたのです。
「ああーぁ」
 馬は、ためいきをつきました。
「おれは、バカだな。ちょっとの荷物を持つのを嫌がったために、友だちのロバくんは死んでしまうし、ロバくんの荷物だけでなく、ロバくんの皮までしょわされてしまったよ」

 これは、強いものが弱いものを手伝ってあげれば、どっちも助かったというお話しです。
 みんなも困っている人がいたら、助けてあげてくださいね。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 豚の日
きょうの誕生花 → エリカ
きょうの誕生日 → 1952年 峰竜太 (俳優)

きょうの新作昔話 → 泡原(あわら)の長者
きょうの日本昔話 → ツルのおんがえし
きょうの世界昔話 → 青い鳥
きょうの日本民話 → 目玉だらけ
きょうのイソップ童話 → 馬とロバ
きょうの江戸小話 → 目をさます

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