« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2月28日のイソップ童話 足をけがしたふりをするロバとオオカミ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月28日のイソップ童話

足をけがしたふりをするロバとオオカミ

足をけがしたふりをするロバとオオカミ

♪音声配信

 ロバがまきばで草を食べていると、オオカミがやってくるのが見えました。
 ロバは、足をけがしたふりをしました。
 オオカミが寄ってきて、
「どうして、足をひきずっているの?」
と、たずねました。
「垣根(かきね)をとびこえようとして、イバラに足をついてトゲを刺してしまったからです。あなたはぼくを食べるつもりでしょうけれど、その前に、トゲをぬいてくれませんか。そうすれば、口にトゲが刺さる心配なしに、ぼくを食べることができるでしょう」
 オオカミは、なるほどそのとおりだと思いました。
 オオカミがロバの足を持ちあげて、いっしょうけんめいに、ひづめをしらべているのを見すまして、ロバは「ガツーン!」と、オオカミの口を思いきりけとばしました。
 おかげでオオカミの歯は、ぜんぶ折れてしまいました。
 ひどい目にあったオオカミは、いいました。
「おれがバカだったんだ。おやじからしこまれた仕事は肉屋なのに、医者のまねなんか、どうしてする気になったのだろう」

 このように、自分にできもしない仕事をやろうとする人は、へまをして、ひどい目にあうのがあたりまえです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → バカヤローの日
きょうの誕生花 → みすみそう(ゆきわりそう)
きょうの誕生日 → 1978年 菊川怜 (タレント)

きょうの新作昔話 → まこもが池のオシドリ
きょうの日本昔話 → クラゲのおつかい
きょうの世界昔話 → トラになった王さま
きょうの日本民話 → カッパのわび証文
きょうのイソップ童話 → 足をけがしたふりをするロバとオオカミ
きょうの江戸小話 → おれじゃない

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月27日のイソップ童話 ライオンの皮を着たロバとキツネ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月27日のイソップ童話

ライオンの皮を着たロバとキツネ

ライオンの皮を着たロバとキツネ

♪音声配信

  ロバがライオンの皮をかぶって歩きまわり、動物たちをおどかしていました。
  そのうちに、キツネがきたので、
「あいつも、おどかしてやろう」
と、考えました。
  ところがキツネは声を聞いて、すぐにロバの声だとわかりました。
「おあいにくさま。ぼくだって、おまえの鳴き声を聞いたことがなければ、ふるえあがっただろうけどね」

  頭がからっぽの人でも、きれいに着かざって、ふんぞりかえっていると、えらそうに見えますが、いったん話をしはじめると、たちまち正体がばれてしまうものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 新撰組の日
きょうの誕生花 → サキシフラガ(くもまぐさ)
きょうの誕生日 → 1969年 富田靖子 (俳優)

きょうの新作昔話 → 大アワビの怒り
きょうの日本昔話 → 旅は道連れ
きょうの世界昔話 → わすれな草
きょうの日本民話 → カッパと伝次の約束
きょうのイソップ童話 → ライオンの皮を着たロバとキツネ
きょうの江戸小話 → ふとん

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月26日のイソップ童話 旅に出たディオゲネス

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月26日のイソップ童話

旅に出たディオゲネス

旅に出たディオゲネス

♪音声配信

 ディオゲネスはギリシャの哲学者で、するどい皮肉なことをいうのがじょうずな人でした。
 ディオゲネスが旅に出て歩いていきますと、川の岸につきました。
 川の水はまんまんと、あふれそうです。
 ディオゲネスは、はたとこまって、岸に立ったまま、とほうにくれていました。
 この川のそばにすんでいて、旅人たちを助けて川をわたらせるのを仕事にしている男がいました。
 ディオゲネスがこまっているのを見たこの男は、そばへ寄ってきて、ディオゲネスを自分の肩にのせました。
 そして、むこう岸まで親切にはこんでくれたのです。
 ぶじに川をわたることができたディオゲネスは、親切な男にお礼をしたいと思いましたが、とてもびんぼうなので、お礼ができません。
「ああ、こんなにびんぼうでなければ、この人にたっぷりお礼ができるのに」
と、ざんねんに思いました。
「どうやって、感謝をあらわせばよいだろう」
 ディオゲネスは、すっかり考えこんでしまいました。
 ディオゲネスがこうやって考えこんでいるうちに、あいての男は、川のむこうにべつな旅人がきたのをみつけると、さっさと川をわたってむこう岸へもどりました。
 そして、さっきと同じように、肩にのせてわたしてやりました。
 それを見たディオゲネスは、男に近づいて、こう言いました。
「わたしは、もうあなたにお礼をしたいとは思いませんよ。わたしがディオゲネスだとわかったから、親切にしてくれたと思ったのに、そうではなくて、あなたはただ、だれかれなしに川をわたらせるのが趣味なのだから」

 このお話しは、だれにでも親切にする人は、親切な人だと感謝されるよりも、変わった人だと思われる方が多いということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 咸臨丸の日
きょうの誕生花 → スノードロップ
きょうの誕生日 → 1956年 桑田佳祐 (ミュージシャン)

きょうの新作昔話 → 大平長者
きょうの日本昔話 → ひっぱりあいず
きょうの世界昔話 → ソバとゆうだち
きょうの日本民話 → おたつ女郎
きょうのイソップ童話 → 旅に出たディオゲネス
きょうの江戸小話 → 七の字

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月25日のイソップ童話 家がらくらべをするキツネとサル

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月25日のイソップ童話

家がらくらべをするキツネとサル

家がらくらべをするキツネとサル

♪音声配信

 キツネとサルがいっしょに旅をしながら、どちらの家がらがりっぱかについて、いいあらそっていました。
 めいめい、先祖がどんなにえらかったかという話をくどくどしているうちに、ある場所にさしかかりました。
 サルはそのあたりをながめ回して、急になきはじめました。
「どうしたのです?」
と、キツネがたずねますと、サルはそこにならんでいるお墓をゆびさしてこう言いました。
「これが泣かずにいられましょうか。だってこの墓は、わたしの先祖につかえためしつかいやどれいたちの墓なのですから」
「へーえ、なるほど」
と、キツネがいいました。
「おまえさん、つきたいだけうそをつくがいいさ。そのお墓に入っている連中は、だれもあそこから出てきて、おまえがうそをついているといえないのだから」

 うそつきは、うそがばれる心配のない時ほど、おおぼらをふくものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 夕刊紙の日
きょうの誕生花 → カランコエ
きょうの誕生日 → 1972年 有野晋哉 (芸人)

きょうの新作昔話 → さかな売りとキツネ
きょうの日本昔話 → カニにまけたネコ
きょうの世界昔話 → やまのおかしら
きょうの日本民話 → よっぱらったスズメ
きょうのイソップ童話 → 家がらくらべをするキツネとサル
きょうの江戸小話 → まんじゅうこわい

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月24日のイソップ童話 よっぱらいとおかみさん

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月24日の日本の昔話

よっぱらいのばけものたいじ

よっぱらいのばけものたいじ

♪音声配信

 亭主が大酒のみで、とてもこまっているおかみさんがいました。
 なんとかして、よっぱらいのくせをなおそうと、さんざん考えて、1つの作戦を思いつきました。
 亭主がいつものようにグデングデンによっぱらって、死んだようにねむりこんでいる時をねらって、おかみさんは亭主の肩をかついで、墓地までいきました。
 そして、かこいの中のお墓のあいだにねかせて、自分はうちへかえりました。
 しばらくして、そろそろよいがさめかけたと思うころ、おかみさんはまた墓地にもどって、かこいの戸をドンドンたたきました。
「だれだ、戸をたたいているやつは?」
と、よっぱらい亭主がいいました。
「死んだ人たちに、食べ物を運ぶものであるぞ」
と、おかみさんは、おもおもしい声でいいました。
 すると、よっぱらい亭主は、
「食べ物なんかいりません。どうぞ、わたしに酒を持ってきて下さい。食べ物だけで酒がないとはひどいです」
と、いうではありませんか。
 おかみさんは、むねをかきむしってさけびました。
「ああ、なんとなさけないことだろう。おまえさんには、せっかくの作戦もぜんぜんききめがないんだからねえ。こりるどころか、ひどくなるばっかりだよ。よっぱらうことがくせなんかでなくて、まるで、生まれつきの性質みたいになってしまっているのだから」

 このお話しは、よくないことをくりかえしくりかえしていると、知らないうちに習慣が身に付いてしまって、なおらなくなるから気をつけなければいけないと、おしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 月光仮面の日
きょうの誕生花 → クロッカス
きょうの誕生日 → 1967年 コージー冨田 (タレント)

きょうの新作昔話 → 長者の森
きょうの日本昔話 → よっぱらいのばけものたいじ
きょうの世界昔話 → 橋の上の幸福
きょうの日本民話 → 爺婆かぼちゃ
きょうのイソップ童話 → よっぱらいとおかみさん
きょうの江戸小話 → 小男のねがい

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月23日のイソップ童話 山賊とクワの木

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月23日のイソップ童話

山賊とクワの木

山賊とクワの木

♪音声配信

 山賊がかいどうで1人の旅人を殺しましたが、近くにいた人々が追いかけてきたので、手が血で血まみれになったまま逃げました。
 ところが、むこうからも旅人たちがやってきて、
「おや、あなたの手はどうして、そんなに赤くよごれているのですか?」
と、たずねました。
「いえ、なに、いまクワの木にのぼって、実をとっていたものですから」
 クワの実は、赤い色をしています。
 山賊がこう言ってごまかしているとき、追っての人たちが追いついて、山賊をつかまえると、クワの木にしばり首にしました。
 そのとき、クワの木が山賊にいいました。
「おまえをしばり首にするのに役に立って、わたしはうれしいよ。だって、おまえは人を殺したくせに、手についた血をわたしのせいにしたのだからね」

 生まれつき心のやさしい人でも、悪いやつにぬれぎぬをきせられれば、そのあいてに対して手厳しいことをいったりするものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 税理士の日
きょうの誕生花 → じんちょうげ
きょうの誕生日 → 1956年 野口五郎 (歌手)

きょうの新作昔話 → 踊る三毛猫
きょうの日本昔話 → ひろったさいふ
きょうの世界昔話 → かしこいグレーテル
きょうの日本民話 → 黒ギツネの霊カ
きょうのイソップ童話 → 山賊とクワの木
きょうの江戸小話 → 負け惜しみ

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月22日のイソップ童話 トビとヘビ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月22日のイソップ童話

トビとヘビ

トビとヘビ

♪音声配信

 トビがヘビをさらって、空高く舞い上がりました。
 ヘビはトビにまきついて、かみました。
 トビもヘビも高い空から落ちました。
 そして、トビは死にました。
 ヘビは死んでいくトビにいいました。
「なぜおまえは、なんにもおまえに悪いことをしていないものを、いじめるようなおろかなまねをしたのだ。わたしをさらった罰に、このとおり、死ぬことになったじゃないか」

 やりたいほうだいに弱いものいじめをする人は、いつか自分より強いものに出くわして、それまでやった悪いことの罪ほろぼしをうけることでしょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 猫の日
きょうの誕生花 → アフェランドラ
きょうの誕生日 → 1948年 都はるみ (歌手)

きょうの新作昔話 → 一枚のうろこ
きょうの日本昔話 → つめときばをとられたネコ
きょうの世界昔話 → おばあさんと山のヤギ
きょうの日本民話 → イノシシを退治した侍
きょうのイソップ童話 → トビとヘビ
きょうの江戸小話 → 外からエヘンエヘン

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月21日のイソップ童話 カラスと白鳥

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月21日のイソップ童話

カラスと白鳥

カラスと白鳥

♪音声配信

 カラスが白鳥を見て、その羽の色をうらやましがりました。
 あんなに白くなるのは、水でからだを洗っているからだとおもい、いつもエサをひろっている神殿をはなれて、池や川のそばにすむことにしました。
 ところが、いくらからだを洗ってみても羽の色は変わらず、それどころか神殿にいるときのように食べ物が落ちていないため、とうとう飢えて死んでしまいました。

 くらしかたで、生まれつきのものはかわりません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 日刊新聞創刊の日
きょうの誕生花 → ひがんざくら
きょうの誕生日 → 1964年 モモコ (漫才師)

きょうの新作昔話 → 山童(やまわらべ)
きょうの日本昔話 → 死に神のつかい
きょうの世界昔話 → ウサギどん キツネどん
きょうの日本民話 → おかしな手紙
きょうのイソップ童話 → カラスと白鳥
きょうの江戸小話 → ネズミおろし

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月20日のイソップ童話 クジャクとカラス

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月20日のイソップ童話

クジャクとカラス

クジャクとカラス

♪音声配信

 鳥たちが王さまをえらぶために、相談していました。
 クジャクが、
「わたしは美しいから、王さまになるのがとうぜんでしょう」
と、いいました。
 鳥たちは、なるほどそうだなと思って、クジャクを王さまにしようとしました。
 そのとき、カラスがさけびました。
「ちょっと待った! クジャクくん、あんたが王さまになったときに、ワシがおそいかかってきたら、あんたはどうやってわたしたちをまもってくれるのかね?」
「・・・。わたしは、美しいから」
「あんたの美しい羽が、ワシを追いかえしてくれるのか?」
「・・・」

 リーダーになる人は、ひょうめんてきな美しさよりも、みんなの危険を予想できる人がふさわしいと、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 歌舞伎の日
きょうの誕生花 → おうばい
きょうの誕生日 → 1950年 志村けん (タレント)

きょうの新作昔話 → 絵から抜け出した子馬
きょうの日本昔話 → 火事の知らせ方
きょうの世界昔話 → リスとマツの木
きょうの日本民話 → おぶさりてえ
きょうのイソップ童話 → クジャクとカラス
きょうの江戸小話 → 話半分

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月19日のイソップ童話 壁とくぎ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月19日のイソップ童話

壁とくぎ

壁とくぎ

♪音声配信

 らんぼうに、くぎで穴をあけられた壁がさけびました。
「どうして、ぼくに穴をあけるの! ぼくはきみに、なんにも悪いことをしていないのに!」
 すると、くぎは、
「きみをいじめているのは、ぼくではないよ。ぼくのお尻をガンガンたたくやつが悪いんだ」

 あなたに危害を加えている人を、すぐにせめてはいけません。
 そのはいごで、別のだれかがやっているばあいもあるのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → プロレスの日
きょうの誕生花 → すみれ
きょうの誕生日 → 1966年 薬丸裕英 (歌手)

きょうの新作昔話 → 白ギツネの恩返し
きょうの日本昔話 → ふたをとらず
きょうの世界昔話 → 月の夜の訪問者
きょうの日本民話 → トラのあぶら
きょうのイソップ童話 → 壁とくぎ
きょうの江戸小話 → なべや

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月18日のイソップ童話 旅人とカラス

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月18日のイソップ童話

旅人とカラス

旅人とカラス

♪音声配信

 仕事で旅に出た人たちが、片目のつぶれたカラスに出会いました。
 みんながそのカラスの方を見ていると、中の1人がいいました。
「旅をつづけるのはやめて、ひきかえそうよ。あのカラスは、ぼくたちにそういうおつげをするためにあらわれたにちがいないから」
 すると、別の1人が、
「あのカラスが、ぼくたちの身にこれからおこることを予言できるはずはないよ。だってあいつは、自分の片目がつぶれる危険さえ、さけることができなかったのだもの」

 このように人間でも、自分自身にかかわることさえわからない人は、他人に忠告する資格はありません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → エアーメールの日
きょうの誕生花 → たんぽぽ
きょうの誕生日 → 1961年 影山ヒロノブ (歌手)

きょうの新作昔話 → カワウソのいたずら
きょうの日本昔話 → ネコの大カボチャ
きょうの世界昔話 → 三人の軍医さん
きょうの日本民話 → 炭やき長者
きょうのイソップ童話 → 旅人とカラス
きょうの江戸小話 → 滝のぼり

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月17日のイソップ童話 ネズミの会議

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月17日のイソップ童話

ネズミの会議

ネズミの会議

♪音声配信

 ある家に、ネズミをつかまえるのがとても上手なネコが一ぴきいました。
 おかげでネズミたちはいつもビクビク、巣からも出られず、おなかはいつもペコペコでした。
 そこである日、ネズミたちがあつまって会議を開きました。
 すると、一ぴきの若いネズミがいいました。
「ネコの首に鈴をつけましょう。そうすれば、ネコが来るのがすぐにわかるでしょう。チリンチリンと音がしたら、さっさと逃げればいいのです」
「さんせい、さんせい」
 みんなは、手をたたいてよろこびました。
 そのとき、一ぴきの年よりネズミがいいました。
「それは良い考えだ。だが、だれがネコの首に鈴をつけにいってくれるのかな?」
 とたんに、みんなはだまりこんでしまいました。
 みんなネコをこわがって、鈴をつけにいくネズミは一ぴきもいなかったのです。

 よい作戦があっても、それを実行できる人がいなければ、どうにもなりません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ツタンカーメン王墓発掘の日
きょうの誕生花 → しゅろちく
きょうの誕生日 → 1963年 マイケル・ジョーダン (バスケットボール)

きょうの新作昔話 → ぼっけもんの大蛇退治
きょうの日本昔話 → ハマグリ姫
きょうの世界昔話 → はたらくことをおぼえた人間
きょうの日本民話 → ウナギ釣り
きょうのイソップ童話 → ネズミの会議
きょうの江戸小話 → 水、おのぞみしだい

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月16日のイソップ童話 ライオンとヒツジ飼い

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月16日のイソップ童話

ライオンとヒツジ飼い

ライオンとヒツジ飼い

♪音声配信

 森を歩き回っていたライオンが、うっかりイバラをふんで、足にトゲをさしてしまいました。
 そこでライオンは、近くに住むヒツジ飼いのところへいき、やさしい目であたまを下げると、まるで『私には、あなたの助けが必要です』と、でも言うように、しっぽを振りました。
 ヒツジ飼いはゆうかんにも、このライオンを調べてやり、足にささったトゲを見つけると、ライオンの前足を自分のひざの上にのせて、そのトゲを抜いてやりました。
 痛みのなくなったライオンは、ヒツジ飼いにもう一度あたまを下げると、森へと帰って行きました。
 それからしばらくすぎた、ある日のこと。
 ヒツジ飼いは無実の罪でつかまり、裁判の結果、『ライオンに投げ与えよ』と、いう、死刑をせんこくされました。
 ヒツジ飼いが何度も無実をうったえますが、裁判官は聞き入れてくれません。
 裁判官の命令で、ライオンを入れてあるオリのとびらが開かれました。
 開かれたオリのとびらから、ライオンがゆっくりと出てきました。
 しかし、死刑のためにオリから放たれたライオンは、あの足にトゲが刺さっていたライオンでした。
 ライオンは、彼が自分のトゲを取ってくれたヒツジ飼いであることに気づくと、おそいかかるどころか近づいて行って、やさしい目であたまを下げると、そっと前足をヒツジ飼いのひざへと置きました。
 王さまはこの話を耳にすると、すぐにライオンを森へ返してやり、ヒツジ飼いも無罪にして、家にかえらせてやりました。

  どんなにおそろしい人でも、誠意を持って親切にすれば、その人は、いつの日か必ず、あなたに恩返しをしてくれるでしょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 天気図記念日
きょうの誕生花 → ふきのとう
きょうの誕生日 → 1975年 相川七瀬 (歌手)

きょうの新作昔話 → 二月の桜
きょうの日本昔話 → もちのまと
きょうの世界昔話 → 赤い靴
きょうの日本民話 → 丸岡城の人柱
きょうのイソップ童話 → ライオンとヒツジ飼い
きょうの江戸小話 → 井戸ほり

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月15日のイソップ童話 毛をかられるヒツジ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月15日のイソップ童話

毛をかられるヒツジ

毛をかられるヒツジ

♪音声配信

 ある人が、ヒツジの毛をへたくそにかっていると、ヒツジがいいました。
「あなた、もしわたしの毛が欲しいのなら、もっと、あさくかって下さい。もしわたしの肉が欲しいのなら、いっきに殺して下さい。とにかく、チョコチョコとつついたり、ひっぱったりして、いじめるのはやめて下さいよ」

 このお話しは、仕事のへたくそな人に聞かせる話です。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → お菓子の日
きょうの誕生花 → ひなぎく(デージー)
きょうの誕生日 → 1967年 堀ちえみ (歌手)

きょうの新作昔話 → 冬の竹の子
きょうの日本昔話 → ネズミのよめいり
きょうの世界昔話 → 魔法のボウシ
きょうの日本民話 → 寝太郎物語
きょうのイソップ童話 → 毛をかられるヒツジ
きょうの江戸小話 → 新しい

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月14日のイソップ童話 金持ちと皮なめし屋

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月14日のイソップ童話

金持ちと皮なめし屋

金持ちと皮なめし屋

♪音声配信

 金持ちが、皮なめし屋のとなりにひっこしてきました。
 ところが皮なめしのにおいが、いやでいやでたまりません。
「あなた、どこかへひっこしていって下さい」
 金持ちは毎日、皮なめし屋にたのみました。
「ええ、ひっこしてあげてもいいですよ。そのうちに、こします」
 皮なめし屋は、毎日こう言うだけで、なかなかひっこしませんでした。
 そのうち金持ちは、皮なめしのにおいにすっかりなれて、ひっこしてくれとうるさくいうのをやめてしまいました。

 このお話しは、いやなことでもなれれば、いやでなくなると、おしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → バレンタインデー
きょうの誕生花 → シネラリア
きょうの誕生日 → 1971年 酒井法子 (歌手)

きょうの新作昔話 → 犬のお使い
きょうの日本昔話 → よくわかる説教
きょうの世界昔話 → マメ子と魔物
きょうの日本民話 → お銀と小金物語
きょうのイソップ童話 → 金持ちと皮なめし屋
きょうの江戸小話 → さぞおりこうで

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月13日のイソップ童話 お百姓と、こごえたヘビ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月13日のイソップ童話

お百姓と、こごえたヘビ

お百姓と、こごえたヘビ

♪音声配信

 さむい冬の日に、お百姓がコチコチにこごえたヘビをみつけました。
「おう、おう、かわいそうに」
と、お百姓はヘビを拾って、自分のふところに入れてあたためてやりました。
 すっかりあたたまったヘビは、元気になったとたんにヘビの正体をあらわして、この恩人にガブリとかみついて、殺してしまいました。
 死にぎわにお百姓は、こうさけびました。
「しかたがない、悪人になさけをかけてやったわたしがバカだった」

 このお話しは、きたない.心は、どんなに人からやさしくしてもらってもなおらない、ということをしめしています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 銀行強盗の日
きょうの誕生花 → ローダンセ
きょうの誕生日 → 1965年 南原清隆 (タレント)

きょうの新作昔話 → 和田の竜
きょうの日本昔話 → とろかし草
きょうの世界昔話 → イブのいろんな子どもたち
きょうの日本民話 → ネコの置物を売る店
きょうのイソップ童話 → お百姓と、こごえたヘビ
きょうの江戸小話 → 用心

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月12日のイソップ童話 ぞうもつを食べたこども

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月12日のイソップ童話

ぞうもつを食べたこども

ぞうもつを食べたこども

♪音声配信

 ヒツジ飼いたちが野原でヤギをいけにえにして、近所の人たちを招待しました。
 その中に、子どもを連れた貧しい女がいました。
 いけにえをごちそうにして、みんなで食べているうちに、その子は食べすぎて気分が悪くなりました。
「お母さん、ぼく、おなかをもどしそうだよ」
と、母親にいいますと、母親は、
「もどすのはおまえのおなかじゃなくて、おまえが食べたぞうもつですよ」

 このお話しは、いつもお金を借りてばかりいる人をたとえています。
 そういう人は借りたお金を自分のものだと思いこみ、お金をかえすときに自分のお金を取られたように悲しむものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ブラジャーの日
きょうの誕生花 → ねこやなぎ
きょうの誕生日 → 1979年 上原あやか (タレント)

きょうの新作昔話 → 生まれかわった赤ちゃん
きょうの日本昔話 → 金の持ち主
きょうの世界昔話 → オオカミとロバ
きょうの日本民話 → 長者の心を変えた仁王さま
きょうのイソップ童話 → ぞうもつを食べたこども
きょうの江戸小話 → 寒い国

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月11日のイソップ童話 ロバとロバひき

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月11日のイソップ童話

ロバとロバひき

ロバとロバひき

♪音声配信

 ロバがロバひきに、ひかれていきました。
 しばらくたいらな道を歩いた後、けわしい山道にはいりました。
 がけの上にさしかかって、ロバは落ちそうになりました。
 ロバひきはしっぽをつかんで、いっしょうけんめいにひきもどそうとしました。
 けれどもロバは、ひきもどされまいとして、がけのほうへぐんぐんひっぱります。
 ロバひきはとうとうあきらめて、しっぽをはなしました。
 ロバは、
「人間に力比べでかった!」
と、よろこびましたが、そのままがけから落ちてしまいました。

 このお話しは、負けずぎらいで強情な人は、あとでいたい目にあうという話です。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 建国記念の日
きょうの誕生花 → フリージア
きょうの誕生日 → 1959年 井上紀良 (漫画家)

きょうの新作昔話 → おとわの池
きょうの日本昔話 → 笛の名人
きょうの世界昔話 → ゾウの鼻はなぜ長い
きょうの日本民話 → お酒の好きな子ザル
きょうのイソップ童話 → ロバとロバひき
きょうの江戸小話 → 浪人のこたつ

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月10日のイソップ童話 いっしょに旅をする人間とライオン

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月10日のイソップ童話

いっしょに旅をする人間とライオン

いっしょに旅をする人間とライオン

♪音声配信

 あるとき、ライオンが人間といっしょに旅をしていました。
 ライオンも人も、自分がえらいと思っているので、道みちじまんばなしばかりしていました。
 そのうち、道ばたに石のちょうこくがあるところにさしかかりました。
 そのちょうこくは、人間がライオンをしめ殺している姿をあらわしていました。
 人間はすっかりとくいなって、ライオンにいいました。
「それごらん、このとおり、やっぱり人間の方があんたたちライオンより強いよ」
 するとライオンは、ニヤニヤ笑いながら答えました。
「なあに、もしライオンがちょうこく家になれれば、人間がライオンに踏みつけられているちょうこくがたくさん見られるだろうよ。それに、ライオンと人間のどちらが強いかなんて、分かりきっているよ。なんなら、いま、この場でためしてやろうか?」
「・・・」

 口先だけで、自分はゆうかんだとか、つよいとか、おおいにじまんするけれど、いざじっさいにためされると、化けの皮がはがれて小さくなってしまう人が、世の中にはたくさんいます。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ニットの日
きょうの誕生花 → えんどう
きょうの誕生日 → 1944年 高橋英樹 (俳優)

きょうの新作昔話 → 田荒らしの馬
きょうの日本昔話 → 盗っ人小僧
きょうの世界昔話 → ウィリアム・テル
きょうの日本民話 → 雪こぞう
きょうのイソップ童話 → いっしょに旅をする人間とライオン
きょうの江戸小話 → 女中の脈

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月9日のイソップ童話 石を引き上げた漁師

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月9日のイソップ童話

石を引き上げた漁師

石を引き上げた漁師

♪音声配信

 猟師たちが、地引き網(あみ)をひいていました。
 かなり手ごたえがあるので、
「今日は大漁だぞ!」
と、みんなよろこんでいました。
 ところが、いざ陸にあげてみると、アミの中にはほんの少しの魚しかいません。
 手ごたえがあったのは、石ころがいっぱい入っていたからです。
「こんなひどい話があるものか」
 猟師たちはくやしがりましたが、1人の年とった漁師がみんなにいいました。
「なあ、みんなクヨクヨするのはやめよう。『よろこびは悲しみの兄弟』というじゃないか。さっきよろこんだんだから、こんどは不愉快な目にあうのはとうぜんだ。でも、次のこんどは良いことがあるよ」

 世の中は、そんなものです。
 どんなに良いお天気でも、急に雨が降ることがありますし、そのはんたいもあります。
 今が不幸だからと言って、落ち込む必要はありません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ふくの日
きょうの誕生花 → ストック
きょうの誕生日 → 1951年 あだち充 (漫画家)

きょうの新作昔話 → お経をよむ木仏
きょうの日本昔話 → もち屋の禅問答
きょうの世界昔話 → バナナの皮
きょうの日本民話 → わがままな星神さま
きょうのイソップ童話 → 石を引き上げた漁師
きょうの江戸小話 → おまけ

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月8日のイソップ童話 マグロとイルカ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月8日のイソップ童話

マグロとイルカ

マグロとイルカ

♪音声配信

 イルカに追われたマグロが、むがむちゅうで逃げ回っていました。
 しかし、イルカはどんどんせまってきて、あわや追いつかれそうになりました。
 マグロはめくらめっぽうにはねあがって、落ちたところはなんと陸でした。
 マグロにつづいてイルカも、追いかけてきたいきおいで、陸に飛び上がってしまいました。
 マグロは、陸にあがって死にかけているイルカを見ていいました。
「わたしは、死ぬのが悲しくなくなりました。わたしを殺そうとした、いやなやつも、こうして同じ運命になったのだから」

 このお話しは、自分を不幸にしたあいてが自分と同じように不幸になると、自分自身の不幸が少しはがまんしやすくなるということをしめしています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 針供養
きょうの誕生花 → きんせんか
きょうの誕生日 → 1924年 久米明 (俳優)

きょうの新作昔話 → 八百比丘尼(やおびくに・はっぴゃくびくに)
きょうの日本昔話 → ウグイス長者
きょうの世界昔話 → 十二人の狩人
きょうの日本民話 → ヘビになったマメのサヤ
きょうのイソップ童話 → ヘビになったマメのサヤ
きょうの江戸小話 → まぬけな文吉

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月7日のイソップ童話 マムシとミズヘビ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月7日のイソップ童話

マムシとミズヘビ

マムシとミズヘビ

♪音声配信

 ある泉に、マムシが毎日水を飲みに来ました。
 その泉にすんでいるミズヘビは、おもしろくありません。
「おい、おれの泉の水をのむなよ」
と、ミズヘビはいつもいうのでした。
「きみは陸にすむヘビなんだから、あっちにいけ」
 いざこざのケンカは毎日つづき、しだいにひどくなりました。
「いっそのこと、力ずくのはたしあいをやってきめようじゃないか。勝った方が、陸も水も自分のものにするんだ」
 マムシもミズヘビもとうとう決心し、ついにはたしあいの時がきました。
 すると、それを聞きつけたカエルたちが、マムシのところへやってきて、
「マムシさん、しっかりやって下さい。ぼくらはミズヘビがきらいですから、たたかいの日にはあなたの味方をしますよ」
と、いいました。
 さていよいよ、はたしあいがはじまって、マムシとミズヘビが死にものぐるいでたたかっています。
 カエルたちはそばで、ただ、「ガー、ガー」とわめき立てるだけです。
 勝ったのはマムシでした。
 マムシはたたかいの後、カエルたちに、
「なんだ! きみたちは。味方をするといっていたくせに、力を貸さないで、歌ばかり歌っていたじゃないか」
と、おこりました。
 すると、カエルたちは、
「そんなこと、わかりきった話でしょう。ぼくたちが味方をするというのは、腕力ではなくて声だけの味方なのですよ」

 このお話しは、ことばや声だけの応援では、なんの役にもたたない事をおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 北方領土の日
きょうの誕生花 → おたふくなんてん
きょうの誕生日 → 1949年 柳井正 (ユニクロ社長)

きょうの新作昔話 → 金魚に取りつかれた若者
きょうの日本昔話 → 徳政じゃ
きょうの世界昔話 → ふしぎな玉
きょうの日本民話 → あの世への迎え
きょうのイソップ童話 → マムシとミズヘビ
きょうの江戸小話 → かけ値

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月6日のイソップ童話 キツネとヒョウ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月6日のイソップ童話

キツネとヒョウ

キツネとヒョウ

♪音声配信

 キツネとヒョウが、どちらが美しいかでいいあらそっていました。
 ヒョウはもようのあるいろいろ色のまじった毛なみがじまんで、キツネよりも美しいというのです。
 そこで、キツネがいいました。
「ぼくのほうが、きみよりもどれほど美しいことか。だって、ぼくは毛なみではなくて、この頭の中にいろんな知恵をたくさん持っているからね」

 このお話しは、見かけの美しさよりも知恵がゆたかなほうがよいと言うことをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 海苔の日
きょうの誕生花 → あぶらな
きょうの誕生日 → 1940年 デヴィ夫人 (インドネシア大統領の第三夫人)

きょうの新作昔話 → 少女ギツネ
きょうの日本昔話 → 雪の夜どまり
きょうの世界昔話 → 雪だるま
きょうの日本民話 → ニャンコの鳴き声
きょうのイソップ童話 → キツネとヒョウ
きょうの江戸小話 → あんどん

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月5日のイソップ童話 ロバと小イヌ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月5日のイソップ童話

ロバと小イヌ

ロバと小イヌ

♪音声配信

 小型のイヌとロバをかっている人が、いつもイヌばかりかわいがっていました。
 よそでごちそうを食べるときは、かならずイヌにおいしいものをおみやげに持ってかえります。
 そして、イヌがしっぽをふって寄っていくと、投げてやるのでした。
 ロバは、うらやましくてたまりません。
 そこで、じぶんもイヌのまねをすればかわいがってもらえると思い、イヌのまねをして主人のそばにかけていき、ドタドタと、飛びはねてみせました。
 でもそのひょうしに、うっかりご主人をけとばしてしまいました。
 主人はかんかんにおこってロバをたたきだすと、小屋につなげてしまいました。

 このお話しは、人にはそれぞれ自分にむいた仕事があるから、人まねをしてもうまくいかない、ということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → プロ野球の日
きょうの誕生花 → ぼけ
きょうの誕生日 → 1956年 大地真央 (俳優)

きょうの新作昔話 → 灰まき童子
きょうの日本昔話 → 星を落とす
きょうの世界昔話 → 王子さまの耳はロバの耳
きょうの日本民話 → 十二支の動物とタヌキの戦い
きょうのイソップ童話 → ロバと小イヌ
きょうの江戸小話 → かげぐち

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月4日のイソップ童話 近所に住む2匹のカエル

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月4日のイソップ童話

近所に住む2匹のカエル

近所に住む2匹のカエル

♪音声配信

 近所に住む、2匹のカエルがいました。
 1ぴきは街道をはずれた深い大きな池を、もう1ぴきは街道ぞいの水たまりをすみかにしていました。
 池のカエルは、水たまりのカエルにたびたびいいました。
「ねえ、きみ、こっちの方がすみごこちが良いし、安全だから、こっちへひっこさないか」
 しかし、水たまりのカエルは、ちっともその気になりません。
「住みなれたところをはなれるなんて、ぼくにはつらくてできないよ」
と、いうのです。
 こうやっているうちに、水たまりのカエルは、ある日、とおりかかった車にひかれて死んでしまいました。

 人間も同じことです。
 自分の仕事がつまらないと思いながら、あたらしいところへいく勇気のない人は、けっきょく損をするのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 銀閣寺の日
きょうの誕生花 → つばき
きょうの誕生日 → 1953年 山下達郎 (シンガー)

きょうの新作昔話 → こきんだぬきと親分
きょうの日本昔話 → 頭の池
きょうの世界昔話 → しおづけのニシン
きょうの日本民話 → しり鳴りしゃもじ
きょうのイソップ童話 → 近所に住む2匹のカエル
きょうの江戸小話 → ほどほどに

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月3日のイソップ童話 メスネコとアフロディテ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月3日のイソップ童話

メスネコとアフロディテ

メスネコとアフロディテ

♪音声配信

 メスネコが、美しい人間の若者に恋をしました。
 でも、ネコのままではあいてにしてもらえないので、アフロディテの女神にお願いしました。
「どうぞ、わたしを人間の女にして下さい」
 アフロディテはあわれに思って、このネコをきれいな娘にしてやりました。
 そして、言いました。
「すがたかたちは人間になりましたが、性格までは、わたしにはかえることができません。がんばって、人間の性格になるのですよ」
「わかりました。かならず、人間の性格になります」
 そして人間になったメスネコは、人間の若者のところへいきました。
 若者はこの娘を見ると、すぐに好きになって、自分の家に連れて行って結婚しました。
 二人がいっしょの部屋ですんでいるとき、アフロディテは、ネコが姿形だけでなく、性格までちゃんと人間の女になったかどうかたしかめようとして、一ぴきのネズミをその部屋にしのびこませました。
 すると、ネコは人間の姿になっていることをすっかりわすれて、ネズミを追いかけました。
 これを見てアフロディテは腹を立て、もとのネコの姿に戻してしまいました。

 これと同じように、もともと性格の悪い人間は、見かけだけかわっても本性はかんたんには変わらないものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 節分
きょうの誕生花 → ひいらぎ
きょうの誕生日 → 1963年 川合俊一(タレント)

きょうの新作昔話 → とうがらし売りとかき売り
きょうの日本昔話 → 節分の鬼
きょうの世界昔話 → オオカミと七匹の子ヤギ
きょうの日本民話 → 冗談のお願い
きょうのイソップ童話 → メスネコとアフロディテ
きょうの江戸小話 → 鬼は外

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月2日のイソップ童話 ハイエナ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月2日のイソップ童話

ハイエナ

ハイエナ

♪音声配信

 ハイエナは、一年おきにメスになったり、オスになったりする動物だといわれています。
 ある日、オスのハイエナが、メスのハイエナにひどいしうちをしました。
 メスは、くやしがって、
「こんな事をするなら、おぼえていなさい。もうじきあなたも、同じ目にあうことになるのだから」

 自分がもうじき、その係につくことがわかっている人が、いま、その係についている人からいじめられたときは、この話をするとよいでしょう。

※もちろん、本当のハイエナは、メスとオスがかわったりしません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → バスガールの日
きょうの誕生花 → パンジー
きょうの誕生日 → 1972年 HISASHI (GLAY)(タレント)

きょうの新作昔話 → 米塚山と糠塚山
きょうの日本昔話 → おだんごコロコロ
きょうの世界昔話 → ジャックとマメの木
きょうの日本民話 → 黄門さまのイジワル
きょうのイソップ童話 → ハイエナ
きょうの江戸小話 → 聞きまちがい

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

2月1日のイソップ童話 ニワトリとネコ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 2月のイソップ童話

2月1日のイソップ童話

ニワトリとネコ

ニワトリとネコ

♪音声配信

 あるお百姓の家でかっていたニワトリが、みんな病気になりました。
 ネコがこれを聞きつけて、お医者になりすまし、診察の道具を持ってやってきました。
「ニワトリさんたち、おかげんはどうですか?」
 ネコがたずねると、ニワトリたちは、
「どこも悪くありませんよ。あなたが、そこからいなくなってくれれば」

 このように、かしこい人たちは、悪い人がどれほど親切そうな顔をしても、すぐにわるだくみを見ぬいてしまうものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → バスガールの日
きょうの誕生花 → うめ
きょうの誕生日 → 1964年 磯野貴理子(タレント)

きょうの新作昔話 → テングに気に入られた男
きょうの日本昔話 → いなばの白ウサギ
きょうの世界昔話 → わがままな大男
きょうの日本民話 → なますの好きな侍
きょうのイソップ童話 → ニワトリとネコ
きょうの江戸小話 → 身投げ

hukumusume.com サイト一覧

| | コメント (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »