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2008年11月

11月30日のイソップ童話 イヌの家

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月30日のイソップ童話

イヌの家

イヌの家

♪音声配信

 冬のあいだ、寒さのために身をちぢめて丸くなっていたイヌが、家をつくろうと思いました。
 そのうち春になって、ながながと、大の字になってねることができるようになりますと、自分のからだがよそう以上に大きいことがわかったので、これほど大きい家をつくるのはめんどうだし、いまは寒くないため、家をつくるのをやめてしまいました。

 このお話しのイヌのように、めんどくさがり屋のなまけ者は、人間にも多くいます。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → カメラの日
きょうの誕生花 → あし(よし)
きょうの誕生日 → 1967年 田中章 (芸人)

きょうの新作昔話 → 酒つぼのヘビ
きょうの日本昔話 → もうはんぶん
きょうの世界昔話 → 魔法のツボ
きょうの日本民話 → キツネとタヌキのばけくらべ
きょうのイソップ童話 → イヌの家
きょうの江戸小話 → てんぐのさいなん

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11月29日のイソップ童話 けがをしたオオカミ

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11月29日のイソップ童話

けがをしたオオカミ

けがをしたオオカミ

♪音声配信

 イヌたちにかまれて弱ったオオカミが、地面にたおれていました。
 うごけないので、エサをさがしにいくことができないでいると、ヒツジの姿が見えました。
「おーい、ヒツジさん。すみませんが、近くの川から水をくんできて下さい。食べ物は自分でみつけますから」
 オオカミがたのみますと、ヒツジは頭をふっていいました。
「でもねえ、わたしが飲みものを持っていけば、あなたの食べ物になるのは、このわたしじゃありませんか」

 このお話しは、体裁(ていさい)のよいことをいってだまそうとする悪者を、たとえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → いい服の日
きょうの誕生花 → ちゃ
きょうの誕生日 → 1956年 定岡正二 (タレント)

きょうの新作昔話 → 佐渡二郎(さどじろう)と安寿姫(あんじゅひめ)の母
きょうの日本昔話 → おスマばあさん
きょうの世界昔話 → 北風のくれたテーブルかけ
きょうの日本民話 → 不思議な火鉢
きょうのイソップ童話 → けがをしたオオカミ
きょうの江戸小話 → タコのだしがら

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11月28日のイソップ童話 いっしょに旅をするロバとイヌ

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11月28日のイソップ童話

いっしょに旅をするロバとイヌ

いっしょに旅をするロバとイヌ

♪音声配信

 ロバとイヌが、いっしょに旅をしていました。
 とちゅうで、封(ふう)をした手紙が道に落ちているのをみつけました。
 ロバはその手紙をひろって、封を切り、ひろげて、イヌに聞こえるように大きな声で読みあげました。
 手紙には、マグサのこと、ムギのこと、ワラのことが書いてありました。
 イヌは聞いていても、つまらなくてたまりません。
「すこし飛ばして、先のほうを読んでくれよ。もしかすると、肉や骨のことが書いてあるかもしれないから」
 ロバはおしまいまでぜんぶ読みましたが、イヌのすきなもののことは、ちっとも出てきません。
 イヌはくやしがって、いいました。
「そんな紙きれ、すてちまえよ。くだらないったら、ありゃしない」

 このお話しは、非常に価値のある話しでも、興味のない人にはまったく価値がないと言うことをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 太平洋記念日
きょうの誕生花 → サンダーソニア
きょうの誕生日 → 1967年 原田知世 (俳優,歌手)

きょうの新作昔話 → 生き返ったカジカ
きょうの日本昔話 → 三枚のお札
きょうの世界昔話 → イワンと子ウマ
きょうの日本民話 → クジラになったお坊さん
きょうのイソップ童話 → いっしょに旅をするロバとイヌ
きょうの江戸小話 → くじらの絵

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11月27日のイソップ童話 ゼウスにお願いするロバたち

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11月27日のイソップ童話

ゼウスにお願いするロバたち

ゼウスにお願いするロバたち

♪音声配信

 ロバたちはいつも重い荷物をしょわされて、骨の折れる仕事ばかりさせられるので、たまらなくなって、代表をゼウスのところへおくりました。
「どうか、この様なつらい仕事は、おしまいにして下さい」
 代表のロバは、ゼウスにお願いしました。
 ゼウスはそんな願いはかなえられないということを、ロバたちにわからせるために、
「もし、おまえたちがみんなでおしっこをして、それで川をつくることができたら、つらい仕事はおしまいにしてやる」
と、いいました。
 ロバたちは、ゼウスの約束を本気にしました。
 だからいまでも、ロバはなかまのおしっこを見ると、みんなそのまわりに立ちどまっておしっこをするのです。

 このお話しは、自分の運命はかんたんにはかえることができないということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ノーベル賞制定の日
きょうの誕生花 → りゅうのひげ
きょうの誕生日 → 1970年 セイン・カミュ (タレント)

きょうの新作昔話 → 寝覚の床の主
きょうの日本昔話 → すもうとりとびんぼうがみ
きょうの世界昔話 → ヘビの足
きょうの日本民話 → カッパ岩
きょうのイソップ童話 → ゼウスにお願いするロバたち
きょうの江戸小話 → 遠めがね

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11月26日のイソップ童話 お百姓と運命の女神

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11月26日のイソップ童話

お百姓と運命の女神

お百姓と運命の女神

♪音声配信

 お百姓が畑をたがやしているときに、大きな金の固まりをみつけました。
 これは大地の女神がめぐんで下さったものにちがいないと思ったお百姓は、毎日、大地の女神に感謝をささげていました。
 ところがある日、運命の女神があらわれて、こう言いました。
「どうしてあなたは、あれを大地の女神の贈りものだときめこんでいるのですか? わたしがせっかくあなたをお金持ちにしてあげようと思って、めぐんであげたものなのに。そのくせ、ひょっとして、あの金の固まりをだれかにとられるようなことでもあれば、そのときはきっとあなたは、このわたし、運命の女神のしわざだと思って、わたしをうらむにきまっているでしょう」

 このお話しは、自分によいことをしてくれた人がだれなのかをよく見きわめて、ちゃんとその人に恩がえしをしなければならないということをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ペンの日
きょうの誕生花 → シャコバサボテン
きょうの誕生日 → 1942年 カルーセル麻紀 (タレント)

きょうの新作昔話 → 山の三太郎
きょうの日本昔話 → 空飛ぶ米俵
きょうの世界昔話 → キツネのさいばん
きょうの日本民話 → 鳥になったおばあさん
きょうのイソップ童話 → お百姓と運命の女神
きょうの江戸小話 → 助太刀

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11月25日のイソップ童話 ワシとキツネ

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11月25日のイソップ童話

ワシとキツネ

ワシとキツネ

♪音声配信

 ワシとキツネが友だちになって、近所に住むことに決めました。
 いつもいっしょにいれば、もっとなかよしになると考えたからです。
 ワシは一本の高い木の上に舞い上がって、そこで子どもをかえしました。
 キツネはその木のねもとのやぶにもぐり込んで、子ギツネをうみました。
 ところがある日、キツネがエサをさがしに出かけた後で、食べ物がなくてこまったワシは、やぶをおそい、子ギツネをさらってきて、自分とヒナたちのごちそうができたとばかり、ぜんぶ食べてしまいました。
 かえってきて、るすのあいだのできごとを知ったキツネは、子どもをなくして悲しくてたまりません。
 でも、それよりも悲しいのは、しかえしすることができないことでした。
 なぜなら、キツネは空を飛ぶ鳥を追いかけることができないからです。
 力のないものや、弱いものにできることは、せめて、遠くからかたきをのろうことだけです。
 キツネはそれで、がまんするしかありませんでした。
 しかし、どうでしょう。
 人間たちが神さまにおそなえもののヤギを焼くためにおこした火が、強い風に吹かれてワシの巣に燃え移り、ワシの巣のヒナは炎にビックリして、みんな地面に落ちてしまいました。
 それを見たキツネは、ワシにふくしゅうすることができたのです。

 友だちをうらぎるような人は、いつの日か、かならず罰をうける日が来ます。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ハイビジョンの日
きょうの誕生花 → パンパスグラス
きょうの誕生日 → 1962年 寺門ジモン (芸人)

きょうの新作昔話 → 日田(ひた)どん
きょうの日本昔話 → ネコ岳のばけネコ
きょうの世界昔話 → オンドリと風
きょうの日本民話 → 右源太とばけネコ
きょうのイソップ童話 → ワシとキツネ
きょうの江戸小話 → よく見るがいい

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11月24日のイソップ童話 気がくるったライオンとシカ

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11月24日のイソップ童話

気がくるったライオンとシカ

気がくるったライオンとシカ

♪音声配信

 ライオンの頭が、おかしくなりました。
 森の中からそれを見たシカが、さけびました。
「おおっ、おおっ、なんとおそろしいことだ! 正気の時でさえも手におえなかったライオンなのに、気がくるったら、いったいなにをしでかすやら」

 おこりっぽい乱暴者が権力をにぎって支配するようになったら、近寄らないようにしましょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → オペラの日
きょうの誕生花 → がまずみ
きょうの誕生日 → 1974年 山本太郎 (俳優)

きょうの新作昔話 → 千亀女(せんかめじょ)
きょうの日本昔話 → 打たぬのに、鳴るたいこ
きょうの世界昔話 → 逃げ出したパンケーキ
きょうの日本民話 → 蛇の天上のぼり
きょうのイソップ童話 → 気がくるったライオンとシカ
きょうの江戸小話 → よいお手本

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11月23日のイソップ童話 モミの木とイバラ

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11月23日のイソップ童話

モミの木とイバラ

モミの木とイバラ

♪音声配信

 大きくて立派なモミの木が、足元のイバラを見下していいました。
「おほん。私は世の中に色々と役に立つ、いだいなモミの木さまだ。・・・おや? 私の足元に生えているお前は、全身がトゲトゲで、みんなからきらわれているイバラだな。お前に一つ聞くが、お前には一体、何の取り柄があるのだ?」
 するとイバラが、こういいました。
「確かに、私には何の取り柄もありません。でも・・・」
「・・・でも、なんだね?」
「あっ、ほら、ほら。オノを持ったきこりがやって来ましたよ。まっすぐこっちへ向かってきますね。私たちに、なにか用でしょうか? いや、わたしはトゲトゲのきらわれ者ですから、きっと、あなたに用でしょう。人気者はたいへんですね。・・・あれ? どうしました? 風もないのに、急に震え出したりして」

 このお話しは、不安を抱える金持ちよりも、貧乏(びんぼう)でも平凡な生活の方がいいということを教えています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 勤労感謝の日
きょうの誕生花 → みかん
きょうの誕生日 → 1976年 三瓶 (芸人)

きょうの新作昔話 → 四郎と猫
きょうの日本昔話 → 上と下
きょうの世界昔話 → 悪魔のすすだらけきょうだい
きょうの日本民話 → もんじゃの吉
きょうのイソップ童話 → モミの木とイバラ
きょうの江戸小話 → 風穴

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11月22日のイソップ童話 女とメンドリ

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11月22日のイソップ童話

女とメンドリ

女とメンドリ

♪音声配信

 ある未亡人が、毎日タマゴをうむメンドリをかっていました。
 感心なメンドリだから、もっとたくさんエサをやれば、1日に2回タマゴをうむかもしれないと、この人は考えて、そのとおりにエサの分量をぐっと増やしました。
 ところが、メンドリはそのために太りすぎて、1日に1回もたまごをうまなくなってしまいました。

 欲ばると、かえっていま持っているよいものまでなくしてしまうと、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ボタンの日
きょうの誕生花 → さんしょう
きょうの誕生日 → 1975年 aiko (歌手)

きょうの新作昔話 → 別所温泉
きょうの日本昔話 → キツネとクマ
きょうの世界昔話 → 三匹の子ブタ
きょうの日本民話 → だんだらぼっち
きょうのイソップ童話 → 女とメンドリ
きょうの江戸小話 → 貧乏神の好物

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11月21日のイソップ童話 キツネと大きなヘビ

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11月21日のイソップ童話

キツネと大きなヘビ

キツネと大きなヘビ

♪音声配信

 キツネが、地面にながながとのびてねむっている、大きなヘビを見つけました。
「じつに長くてりっぱだなあ。おれもあのくらい長いといいなあ」
と、キツネは思いました。
 そして自分ものびをすれば、長くなるだろうと考えて、ヘビのとなりにねて、いっしょうけんめいにからだをのばしました。
「うーん、うーん」
と、がんばって、むりやりからだをのばそうとしているうちに、キツネのからだがビリッとさけてしまいました。

 このお話しは、自分よりも強いものと競争する人は、無理をしすぎるとあいてに追いつく前にひどい目にあうというお話しです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → フライドチキンの日
きょうの誕生花 → かりん
きょうの誕生日 → 1967年 古賀稔彦 (柔道)

きょうの新作昔話 → カエルの袈裟衣
きょうの日本昔話 → 石のいも
きょうの世界昔話 → ほらふき男爵 クマと火うち石
きょうの日本民話 → どじょうのなべ
きょうのイソップ童話 → キツネと大きなヘビ
きょうの江戸小話 → おカメの嫁入り

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11月20日のイソップ童話 ネコとニワトリ

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11月20日のイソップ童話

ネコとニワトリ

ネコとニワトリ

♪音声配信

 ネコが、ニワトリをつかまえました。
 いつもなら、すぐ食べてしまうのですが、今日はひとつえらそうなりくつをつけてから、食べようと思いました。
 そこで、
「おい、ニワトリ、おまえは悪いやつだ。朝のくらいうちから大きな声でないて、人間たちのねむりをさまたげるのだからな」
と、いいました。
 するとニワトリは、
「そんなことはありません。はんたいに、わたしは人間の役に立っているのですよ。ねぼうして仕事におくれないように、おこしてあげているのですから」
 いいやられたネコは、別のりくつを考えて、
「おまえは、自分の母親や女兄弟にタマゴをうませるような、けしからんやつだ」
と、いいました。
 ニワトリは、
「それだって、ご主人のためなのです。そのおかげで、タマゴがたくさんとれるんですもの」
 ネコは、またやりこめられました。
 しばらく考えましたが、よい考えがうかばないので、いきなりどなりました。
「やいやい、えらそうなことばかりいってもダメだぞ。おまえがいくらもったいつけても、おれは腹ぺこなんだから」
 そして、ニワトリを食べてしまいました。

 悪い人が悪だくみを思いついたら、たとえ、はじめはりこうそうなことをいっていても、さいごには正体をあらわして、平気で悪いことをするようになるものだと、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ピザの日
きょうの誕生花 → つわぶき
きょうの誕生日 → 1970年 原久美子(俳優)

きょうの新作昔話 → 真夜中のキツネの嫁入り
きょうの日本昔話 → 逃げた黒牛
きょうの世界昔話 → 逃げクーナンと赤い子ウマ
きょうの日本民話 → 水グモの糸
きょうのイソップ童話 → ネコとニワトリ
きょうの江戸小話 → 魚の心中

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11月19日のイソップ童話 ヤギとブドウの木

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11月19日のイソップ童話

ヤギとブドウの木

ヤギとブドウの木

♪音声配信

 ブドウの木が芽をふくころ、一匹のヤギがやわらかい芽を食べにきました。
 ブドウの木は、ヤギにいいました。
「どうしてぼくを、いためつけるの? どうして、みどりの草を食べつくしてしまったの? きみにこんなことをされても、ぼくはきみがいけにえになるときには、ちゃんとブドウ酒をたっぷりそなえてあげるつもりなのに」

 これは、友だちの物をぬすむような人でなしに聞かせて、「はずかしい」と、思わせるためのお話しです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 緑のおばさんの日
きょうの誕生花 → われもこう
きょうの誕生日 → 1949年 松崎しげる(シンガー)

きょうの新作昔話 → おいつぼの滝
きょうの日本昔話 → くわん、くわん
きょうの世界昔話 → 水車小屋で大もうけ
きょうの日本民話 → 友だちにあげたリンゴ
きょうのイソップ童話 → ヤギとブドウの木
きょうの江戸小話 → おこる男

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11月18日のイソップ童話 アルキュオン

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11月18日のイソップ童話

アルキュオン

アルキュオン

♪音声配信

 アルキュオンは伝説の鳥で、なかまをつくらず、ひとりぼっちで海に浮いているのが好きだといわれています。
 いいつたえでは、この鳥は人間につかまらないように、岸の岩のかげに巣を作るとのことです。
 あるとき、一羽のアルキュオンがタマゴをうむために、岬にのぼってきました。
 見ると、大きな岩が海の方へつきでています。
 アルキュオンはその岩かげに巣を作り、タマゴをかえしました。
 ところがある日、お母さんアルキュオンがエサをさがしているあいだに、とつぜんはげしい風が高波を巻き起こしました。
 波は巣のところまでおしよせ、巣を水でおおいつくして、ひな鳥たちをおぼれ死にさせてしまいました。
 お母さんアルキュオンはかえってきて、るすちゅうのおそろしいできごとを知ると、こうさけびました。
「ああ、なんてわたしは不幸なのだろう。陸はあぶないけれど、海なら安全だと思って海をすみかにしているのに、その海が陸よりもひどいうらぎりをするなんて」

 これと同じように、人間でも敵をけいかいするあまり、味方のように見えるけれども、じつは敵よりもずっとおそろしい人に助けを求めてしまうことがあるのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 土木の日
きょうの誕生花 → こなら
きょうの誕生日 → 1970年 渡辺満里奈 (俳優)

きょうの新作昔話 → キツネと油あげ
きょうの日本昔話 → 夢買い長者
きょうの世界昔話 → ウサギとハリネズミ
きょうの日本民話 → ダルマの神さま
きょうのイソップ童話 → アルキュオン
きょうの江戸小話 → 黒があぶない

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11月17日のイソップ童話 のどのかわいたハト

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11月17日のイソップ童話

のどのかわいたハト

のどのかわいたハト

♪音声配信

 のどがかわいてたまらないハトが、絵にかいた水さしを見て本物だと思いこみました。
「よかった。あそこに水があるわ」
 大よろこびでハトはバサバサと飛び降りてきて、絵にぶつかってつばさを折ってしまいました。
 飛べなくなったハトは、そこにいた人につかまってしまいました。

 このハトのように、考えなしに欲しいものに飛びつく人は、知らないうちに身をほろぼすかもしれません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 将棋の日
きょうの誕生花 → つた
きょうの誕生日 → 1969年 置鮎龍太郎 (声優)

きょうの新作昔話 → ものぐさ太郎
きょうの日本昔話 → こわれたせともの
きょうの世界昔話 → 小ギツネのライオン退治
きょうの日本民話 → 奥方に化けたキツネ
きょうのイソップ童話 → のどのかわいたハト
きょうの江戸小話 → 大八車

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11月16日のイソップ童話 人とキツネ

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11月16日のイソップ童話

人とキツネ

人とキツネ

♪音声配信

 キツネに畑をあらされて、いまいましく思っている人がいました。
 一度、思うぞんぶんしかえしをしてやろうと考えて、キツネをつかまえると、しっぽの先に油をしみこませた綿をくくりつけて、火をつけました。
 しかし神さまは、キッネをこの男の畑に逃げこませました。
 ちょうど刈りいれの時期でしたから、たいへんです。
 男はキツネの後を追いかけながら、せっかくみのった作物が焼かれるのを見て、泣きわめくだけでした。

 他人にたいして、むやみに腹を立てるのはやめましょう。
 なぜなら、おこりっぽい人があんまりおこったために、ひどく損をする場合がよくあるからです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 幼稚園記念日
きょうの誕生花 → ふゆさんご
きょうの誕生日 → 1951年 オール巨人(漫才師)

きょうの新作昔話 → うどどん
きょうの日本昔話 → 海坊主にあった船のり
きょうの世界昔話 → 一まいのはね
きょうの日本民話 → ぐつとおかま
きょうのイソップ童話 → 人とキツネ
きょうの江戸小話 → 大事なお手本

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11月15日のイソップ童話 ワシとコガネ厶シ

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11月15日のイソップ童話

ワシとコガネ厶シ

ワシとコガネ厶シ

♪音声配信

 ワシが、ウサギを追いかけてきました。
 ウサギは追いつめられて、逃げきれなくなりました。
 だれか助けてくれないかと見回しますと、一匹のコガネムシが目にはいりました。
「お願いです。コガネムシさん、助けて下さい」
「よしよし」
と、コガネムシはいいました。
 そして、追ってくるワシに、
「このウサギは、わたしに助けをもとめてきたのですから、あなたにひきわたすような、かわいそうなことはできません。かえって下さい」
と、たのみました。
 けれどもワシは、ちっぽけなコガネムシのたのみなど、聞く耳持たぬとばかりに、コガネムシの目の前でウサギを食べてしまいました。
 このことがあってから、コガネムシは、いつかしかえしをしてやろうと、ワシの巣を毎日ねらっていました。
 やがてワシがタマゴをうんだのを見たコガネムシは、ワシの巣のところまで飛んでゆき、巣の中のタマゴをごろんごろんところがして、ぜんぶ落としてわってしまいました。
 ワシは、こまりました。
 こんなぐあいでは、どこでタマゴをうんでも、またやられるにきまっています。
 そこでワシは、ゼウスの神にたよることにしました。
と、いうのも、ゼウスはワシのまもり神だからです。
「ゼウスさま、どうぞわたしが安心して子どもをかえすことができるように、おそばにおいて下さい」
と、ワシはお願いしました。
 ゼウスはワシを自分のひざにのせて、そこでタマゴをうませてくれました。
 しかしコガネムシは、ワシのすることをぜんぶ見とどけていました。
 コガネムシはフンをまるめてボールのようにして、それをかかえると、空へ飛びたちました。
 そしてゼウスのひざのま上まできたとき、そのフンのボールを落としました。
 ゼウスはきたないフンの玉が落ちてきたので、あわてて立ちあがり、はらい落とそうとしたひょうしに、うっかりワシのタマゴを落としてしまいました。
 タマゴは、はるかしたの地面に落ちて、われてしまいました。
 このときから、コガネムシが姿をあらわす季節には、ワシはタマゴをうまなくなったといわれています。

 このお話しは、どんなに弱い人もバカにしてはいけないと、おしえています。
 どれほど弱いものでも、ひどい目にあわされたら、いつかはかならず、しかえしをすることができるからです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 七五三
きょうの誕生花 → からたちばな
きょうの誕生日 → 1934年 内田康夫(推理小説家)

きょうの新作昔話 → 伐株山(きりかぶやま)
きょうの日本昔話 → 仁王とどっこい
きょうの世界昔話 → マウイの仕事
きょうの日本民話 → 首のないウマ
きょうのイソップ童話 → ワシとコガネ厶シ
きょうの江戸小話 → お念仏とお題目

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11月14日のイソップ童話 コウモリとイタチ

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11月14日のイソップ童話

コウモリとイタチ

コウモリとイタチ

♪音声配信

 コウモリが地面に落ちて、イタチにつかまってしまいました。
 殺されるに決まっていると思ったコウモリは、
「どうか、命だけは助けて下さい」
と、たのみました。
 イタチは、
「だめだね。あんたを放すわけにはいかないよ。なぜって、わたしは生まれつき、鳥はぜんぶ敵だと思っているからね」
「おや、よく見て下さい。わたしは鳥ではありません。ネズミですよ」
 コウモリはつばさをたたむと、ネズミによく似ています。
 こうしてコウモリは、うまく命びろいしました。
 しばらくして、このコウモリはまた地面に落ちて、別のイタチにつかまってしまいました。
「お願いです。わたしを食い殺さないで下さい」
「いやだよ。わたしはネズミというネズミが、ぜんぶきらいだから」
 コウモリは、つばさをひろげると、
「おや、わたしはネズミなんかではありませんよ。ごらんのとおり、鳥ですよ」
 コウモリは、こんどもまた、はなしてもらいました。
 こうしてコウモリは、名まえを変えることで二度も命びろいしたのです。

 このお話しのように、危険をまぬがれるためには、その時その時のなりゆきによって、いろいろと工夫することが大切です。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → パチンコの日
きょうの誕生花 → のじぎく
きょうの誕生日 → 1973年 大沢さやか(俳優)

きょうの新作昔話 → 西坂地蔵堂(にしざかじぞうどう)
きょうの日本昔話 → ウマかたのゆだん
きょうの世界昔話 → よくばり牧師と一人の若者
きょうの日本民話 → 三九郎じいさん
きょうのイソップ童話 → コウモリとイタチ
きょうの江戸小話 → 大仏さまとおまんじゅう

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11月13日のイソップ童話 カシの木とゼウス

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11月13日のイソップ童話

カシの木とゼウス

カシの木とゼウス

♪音声配信

 カシの木たちが、ゼウスの神に不平をいいました。
「わたしたちは、なんのためにうまれてくるのかわかりません。なぜかといえば、ほかのどんな木よりも先に、わたしたちはオノでどんどん切りたおされてしまうのですから」
 するとゼウスの神は、こう答えました。
「おまえたちは、自分で自分をふしあわせにしているのだぞ。もしおまえたちがオノの柄(え)になったり、家をたてる材木や畑をたがやす道具の材料にならなければ、オノで切りたおされることはないのだ」

 ゼウスの説明もなんですが、このお話しは、自分で自分を不幸にするようなことをしていながら、人にグチや文句をいう人に聞かせる話しだそうです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → うるしの日
きょうの誕生花 → さるとりいばら
きょうの誕生日 → 1972年 木村拓哉(歌手)

きょうの新作昔話 → 天日槍(あめのひぼこ)
きょうの日本昔話 → たいこもちと三つ目の大入道
きょうの世界昔話 → 千色皮
きょうの日本民話 → 空飛ぶ人間
きょうのイソップ童話 → カシの木とゼウス
きょうの江戸小話 → 絵ときのくすりぶくろ

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11月12日のイソップ童話 よわむしの猟師と木こり

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月12日のイソップ童話

よわむしの猟師と木こり

よわむしの猟師と木こり

♪音声配信

 一人の猟師が、ライオンの足あとをさがしていました。
 すると木こりがいたので、
「もしもし、このへんでライオンの足あとを見ませんでしたか。ライオンのねぐらはどのへんか知りませんか」
と、聞きました。
 木こりは、
「ああ、知っているよ。いまからおれといっしょにくれば、ライオンをみせてやるよ」
と、答えました。
 すると猟師はまっさおになって、こわさに歯をガチガチさせていいました。
「い、い、いえ、なに、わたしがさがしているのは、ライオンの足あとなんで、その、本当のライオンなんてとんでもない」

 このお話しは、口先では強がりをいうくせに、じつはよわむしの人を見分ける方法をおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 洋服記念日
きょうの誕生花 → だいもんじそう
きょうの誕生日 → 1958年 岩崎宏美(歌手)

きょうの新作昔話 → 竜と琵琶法師
きょうの日本昔話 → とっつく、くっつく
きょうの世界昔話 → しょうじきディエロ
きょうの日本民話 → こぼれる、こぼれる
きょうのイソップ童話 → よわむしの猟師と木こり
きょうの江戸小話 → 予約ずみ

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11月11日のイソップ童話 キツネとハリネズミ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月11日のイソップ童話

キツネとハリネズミ

キツネとハリネズミ

♪音声配信

 ギリシャのエーゲ海の島のサモスで、一人の政治家が死刑をいいわたされたときに、イソップがその命を助けようとして、こういう話をしました。
「キツネが川をわたろうとするときに、流されて、がけの岩のあいだにはさまりました。そこから出ることができず、長いあいだ苦しんでいますと、ダニがたくさんたかりました。そこへやってきたハリネズミが、それを見て気のどくにおもい、ダニをとってあげようかといいますと、キツネはとらずにおいてもらいたいといいました。ハリネズミがどうしてかと聞きますと、『こいつらは、わたしの血を、もう、たくさんのんだから、あとはたいして吸わないが、こいつらをとってしまうと、おなかのすいたべつのダニがきて、のこりの血をのんでしまうだろう』と、いいました」
 それからイソップは、言葉をつづけていいました。
「ところで諸君。この政治家は、この先、もう害をくわえません。なぜなら、金持ちになっているからです。ところが、諸君がこの人を殺せば、ほかの貧乏なやつがやってきて、諸君の国のお金をこっそりつかってしまいます」
 イソップの話しに感心した人たちは、その政治家をゆるしてやることにしました。

 権力を持った人は、まず自分のためにはたらき、自分がじゅうぶん力をつけた後で、人のためにはたらくことを、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 電池の日
きょうの誕生花 → からすうり
きょうの誕生日 → 1952年 吉幾三(歌手)

きょうの新作昔話 → 泉小太郎(いずみこたろう)
きょうの日本昔話 → ふしぎな宝ゲタ
きょうの世界昔話 → カンチールと巨人
きょうの日本民話 → 水無川
きょうのイソップ童話 → キツネとハリネズミ
きょうの江戸小話 → 手足のけんか

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11月10日のイソップ童話 サルの子どもたち

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月10日のイソップ童話

サルのこどもたち

サルの子どもたち

♪音声配信

 サルは一度に二匹の子どもをうむといわれています。
  二匹の子どものうち、お母さんザルは一匹だけをかわいがって大切にそだて、もう一匹はちっともかまってやりません。
  ところが、神さまのさだめる運命によって、かわいがられた子ザルが母ザルにあんまり強く抱きしめられたために、息ができなくなって死んでしまい、もう一匹のほうっておかれた子ザルの方が、元気に大きくなることがあります。

  運命はこのように、わたしたちにははかり知ることのできない力で動いているのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → トイレの日
きょうの誕生花 → もみじ
きょうの誕生日 → 1960年 川島なお美(俳優)

きょうの新作昔話 → 白鳥の関
きょうの日本昔話 → ほうびの米俵
きょうの世界昔話 → タイコじいさん
きょうの日本民話 → もちの白鳥
きょうのイソップ童話 → サルの子どもたち
きょうの江戸小話 → ねこのこわいろ

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11月9日のイソップ童話 片目のシカ

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11月9日のイソップ童話

片目のシカ

片目のシカ

♪音声配信

 片方の目しか見えないシカが、海の近くへ出て草を食べ始めました。
 シカは見える目を陸の方に、見えない目を海の方に向くようにして草を食べることにしました。
 陸は猟師が来るかもしれないので、よく見ていなければなりませんが、海の方は猟師が来ないので安心と思ったのです。
 ところが、近くを船で航海していた人たちが、海辺にいるシカを見つけて船の上からねらい打ちして、シカを殺してしまいました。
 息を引取るまぎわに、シカはつぶやきました。
「本当にわたしは運が悪い。安心だと思っていた海の方が危険だったなんて」

 このように、わたしたちの予想がはずれることはすくなくありません。
 いやだと思っていることが役に立ったり、よいと思ったことが害になる事もあるのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 119番の日
きょうの誕生花 → じゅずだま
きょうの誕生日 → 1984年 えなりかずき(俳優)

きょうの新作昔話 → 大力の坊さん
きょうの日本昔話 → はな垂れこぞう
きょうの世界昔話 → クジャクのはなび
きょうの日本民話 → 三人なき
きょうのイソップ童話 → 片目のシカ
きょうの江戸小話 → 将棋がたき

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11月8日のイソップ童話 人間がはじめて見たラクダ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月8日のイソップ童話

人間がはじめて見たラクダ

人間がはじめて見たラクダ

♪音声配信

 人間は、はじめてラクダを見たとき、
「なんと、大きな動物だろう」
と、ビックリして、こわくてたまらず逃げてしまいました。
 しかし、しばらくしてラクダがおとなしい性格の動物だとわかると、思いきってそばへ寄ってみるようになりました。
 そのうちに、ラクダがちっともおこらないことがわかると、人間はすっかりラクダをバカにして、手綱をつけて、子どもにひかせるようになってしまいました。

 このお話しは、はじめはおそろしく思われたものでも、なれるとこわくなくなるということをたとえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → レントゲンの日
きょうの誕生花 → うめもどき
きょうの誕生日 → 1975年 坂口憲二(俳優)

きょうの新作昔話 → ぼたんの花と若者
きょうの日本昔話 → しょうじょ寺のタヌキばやし
きょうの世界昔話 → お墓にはいったかわいそうな少年
きょうの日本民話 → お稲荷さんにかりたノコギリ
きょうのイソップ童話 → 人間がはじめて見たラクダ
きょうの江戸小話 → おしゃべり

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11月7日のイソップ童話 サルと漁師

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月7日のイソップ童話

サルと漁師

サルと漁師

♪音声配信

 高い木の上にいたサルが、漁師がアミを投げているのをじっと見ていました。
 漁師はアミをあげておいて、少しはなれたところで食事をしていましたので、サルは木からおりてきて、漁師と同じようにしようとしました。
 サルという動物は、すぐに人まねをする動物です。
 ところがアミの目にひっかかって逃げられなくなったので、サルはひとりごとをいいました。
「わたしがこういう目にあうのもあたりまえだ。魚をとる方法も知らないのに、どうしてこんなことをやったのだろう」

 このお話しは、がらにもないことに手を出すと、とくにならないばかりか、ひどい目にあう事をおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 立冬
きょうの誕生花 → むべ
きょうの誕生日 → 1956年 笑福亭笑瓶(タレント)

きょうの新作昔話 → 熊ん蜂(くまんばち)の山賊退治
きょうの日本昔話 → お坊さんの贈り物
きょうの世界昔話 → ご先祖さまはみんなタマゴ
きょうの日本民話 → 大蛇と結婚した娘
きょうのイソップ童話 → サルと漁師
きょうの江戸小話 → くせ

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11月6日のイソップ童話 イバラを食べるロバとキツネ

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11月6日のイソップ童話

イバラを食べるロバとキツネ

イバラを食べるロバとキツネ

♪音声配信

 ロバが、トゲだらけのイバラを食べていました。
 それを見たキツネが、バカにしていいました。
「きみみたいにフニャフニャの舌をしたやつが、そんなかたいのをよく食べられるねえ」
 するとロバがいいました。
「フニャフニャの舌だからこそ、トゲがささらずに食べられるんだよ。キツネくんみたいに良く回る舌だと、すぐに血だらけだろうね」

 このキツネのようにいやみをいう人には、いやみで仕返しをしてやりましょう。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → お見合いの日
きょうの誕生花 → さねかずら
きょうの誕生日 → 1967年 松岡修造(タレント)

きょうの新作昔話 → かみなりの子
きょうの日本昔話 → 風小僧と子どもたち
きょうの世界昔話 → 白鳥の王子
きょうの日本民話 → 暗闇の黒ウシ
きょうのイソップ童話 → イバラを食べるロバとキツネ
きょうの江戸小話 → むごんくらべ

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11月5日のイソップ童話 クジャクとツル

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月5日のイソップ童話

クジャクとツル

クジャクとツル

♪音声配信

 クジャクがツルをバカにして、羽根の色をけなしました。
「わたしは金色の羽で、こんなにきれいだけれど、あなたときたら、つばさのどこを見てもきれいな色がぜんぜんないわね」
 するとツルは、
「でもわたしは、空の高いところまで飛んでいけるのよ。あなたなんかニワトリと同じで、地面を歩きまわるだけじゃないの」

 着かざっていても自由のない人間よりも、身なりは質素でも自由のある人間の方がよいと、このお話しはおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 雑誌広告の日
きょうの誕生花 → コルチカム
きょうの誕生日 → 1951年 天地真理) (タレント)

きょうの新作昔話 → てんぐの鼻が高いわけ
きょうの日本昔話 → おとりのキジ
きょうの世界昔話 → ふしぎなたいこ
きょうの日本民話 → 熊野参り
きょうのイソップ童話 → クジャクとツル
きょうの江戸小話 → しっぺがえし

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11月4日のイソップ童話 サルとイルカ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月4日のイソップ童話

サルとイルカ

サルとイルカ

♪音声配信

 むかしギリシャの人たちは、航海するときにマルタ犬という小型のイヌやサルをペットとして、いっしょに船にのせていました。
 さて、ある人がサルを連れて船旅をしていました。
 アッチカ地方のスーニオン岬にさしかかると、はげしい嵐になり、船はてんぷくして、のっていた人たちは泳いで逃げました。
 サルも人間のまねをして逃げました。
 一匹のイルカがそれを見て、人間かと思って助けにいきました。
 サルのからだの下にもぐって、背中にのせて陸まではこんでやろうとしたのです。
 イルカはこうして、ピレウスの港のそばまで来ました。
 ピレウスは、アテネの町に近い港です。
 イルカはサルに、
「あなたはアテネに住んでいるのですか?」
と、聞きました。
「ああ、そうだよ。だからアテネの町の有力者にも親せきが何人もいるんだ」
「それでは、ピレウスもよく知っていますか?」
 サルは、ピレウスというのは人の名まえだと思ったので、
「ああ、よく知っている。あいつはぼくの親友だよ」
と、とくいそうにいいました。
 イルカは、こんなバカなほらふきを助ける気がしなくなったので、わざと海に深くもぐって、サルをおぼれさせてしまいました。

 このお話しは、本当のことは知らないくせに、他人にほらを吹いて本当だと思わせようとする人を、いましめています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ユネスコ憲章記念日
きょうの誕生花 → サフラン
きょうの誕生日 → 1947年 西田敏行(俳優)(タレント)

きょうの新作昔話 → 忍術使いのどうぼう
きょうの日本昔話 → サケのおじいさん
きょうの世界昔話 → 虹の鳥
きょうの日本民話 → カッパのくれた宝物
きょうのイソップ童話 → サルとイルカ
きょうの江戸小話 → 与太郎

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11月3日のイソップ童話 ハイエナとキツネ

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11月3日のイソップ童話

ハイエナとキツネ

ハイエナとキツネ

♪音声配信

 ハイエナは、一年おきにメスになったりオスになったりする動物だといわれています。
 あるとき、メスのハイエナがキツネに、
「わたしはあなたと友だちになりたいのに、どうしてつめたくするの?」
と、うらめしそうにいいますと、キツネは、
「ぼくをうらむのはまちがいだよ。きみがメスになったりオスになったりするからいけないんだ。だって、ぼくはきみが女友だちか、男友だちか、わからないんだもの」

 このお話しは、性格や意見がコロコロ変わる人とは、付き合わないほうがいいと教えています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → みかんの日
きょうの誕生花 → きく
きょうの誕生日 → 1975年 原口あきまさ (タレント)

きょうの新作昔話 → キジムナーの仕返し
きょうの日本昔話 → しっぽのつり
きょうの世界昔話 → 歌うガイコツ
きょうの日本民話 → 皿々雪(さらさらゆき)
きょうのイソップ童話 → ハイエナとキツネ
きょうの江戸小話 → 右大臣左大臣

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11月2日のイソップ童話 モグラの親子

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11月2日のイソップ童話

モグラの親子

モグラの親子

♪音声配信

 モグラは目の見えない動物ですが、あるモグラが母親に、
「お母さん、ぼくはなんでもはっきり見えますよ」
と、いいました。
 母親モグラはためしに、お香の粒を出して、
「これは、なにかい?」
「石ころです」
 母親は、あきれていいました。
「やれやれ、おまえは目が見えないだけではなく、鼻まできかないのだね」

 このように、ほらふきはちょっとためされれば、たちまちボロを出してしまうものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 阪神タイガースデー
きょうの誕生花 → せいたかあわだちそう
きょうの誕生日 → 1982年 深田恭子(俳優)(タレント)

きょうの新作昔話 → 白いおうぎと黒いおうぎ
きょうの日本昔話 → えんまになった、権十おじいさん
きょうの世界昔話 → 幽霊の宝物
きょうの日本民話 → たましいが入った竜
きょうのイソップ童話 → モグラの親子
きょうの江戸小話 → けちの親子

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11月1日のイソップ童話 病気のカラス

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11月1日のイソップ童話

病気のカラス

病気のカラス

♪音声配信

 病気になったカラスが、お母さんにいいました。
「母さん、泣いてばかりいないで、神さまにおいのりしてよ」
 すると、お母さんカラスがいいました。
「おまえをかわいそうだと思ってくれる神さまがどこにいるというのかい。おまえがおそなえものをぬすまなかった神さまは、一人もいないじゃないか」

 このお話しは、ふだんからたくさんの敵をつくっている人は、こまったときにだれも助けてくれないことをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 紅茶の日
きょうの誕生花 → そば
きょうの誕生日 → 1983年 小倉優子(タレント)

きょうの新作昔話 → すずめとりのおじいさん
きょうの日本昔話 → サルカニ合戦
きょうの世界昔話 → 岩山の大将
きょうの日本民話 → テングにさらわれた子ども
きょうのイソップ童話 → 病気のカラス
きょうの江戸小話 → カモの夢

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